カタログには載っていない「P504i」情報(上)(2/3)グループ設定は最大19個で、従来のP50xiやP211i同様、着信やメール受信でのいわゆる鳴り分けや着信ランプの色を個別に設定できる、メールのフォルダ分けもグループに連動するタイプだ。この点は従来通りで、電話帳1件ずつでは鳴り分けや着信ランプ色の設定を行えない点も変わっていない。 ただし、P50xからの改良点としてP211i同様メール着信音の稼動時間が秒単位で指定可能になった。メール着信時にもお気に入りのメロディで長く通知してほしい、逆にあっさりと1秒だけ通知してほしいといった要望にもこれで対応できる。また音声着信とメール受信では音量も個別に設定でき、この点は意外と重要かもしれない。
電話帳とメールの連動機能も特に強化された点はない。電話帳検索や着信、発信履歴から電話帳に登録されたEメールアドレスでEメール作成には移行できるが、逆は不可。つまり受信したEメールの送信元メールアドレス情報を元に電話帳は呼び出せない。 メールの表示では、P504iは既に電話帳とのマッチングが行われているので、Eメールに電話で返信する機能の実現は別段難しくはないはずだ。ソニー・エリクソン製の端末ではずいぶん前から実現している機能だけに、少々惜しい気がする。 発着信履歴は過不足ないものだ。3件ずつの「一覧」に加え、「1件表示」では電話帳に登録された名前と電話番号が表示される。従って電話帳に複数電話番号を登録してある相手からの着信でも、登録したどの電話番号から着信したかを判断できる。 ただし同じ電話番号からの発着信も、すべて個別に履歴になる。そのため同じ電話番号からの発着信が続くと、発着信履歴が同一の相手で埋まってしまいやすい。もっとも同じ電話番号からの発着信履歴を最新だけにとりまとめてしまう仕様も困る人はいるだろうから、この点は好みに合うかどうかだ。 機能としてすごいということはないが、感心したのは不在着信時のメッセージだ。不在着信があると「x件着信がありました」というメッセージと共に着信履歴を確認できる方法としてリダイヤルボタンを押すように表示される。携帯電話に不慣れなユーザーへの配慮だと思うが、非常に親切だ。 背面ディスプレイには着信時に相手先(電話帳に登録された名前、未登録の場合電話番号)が表示され、不在着信時には着信件数も表示される。また不在着信時にメモボタンを押すことで最新の不在着信の相手先も表示可能になった。目立たないが地道な改良点だ。背面ディスプレイの使いこなしもようやく他機種に追いついている。
最大30件だが音声認識による電話の発信もサポートしている。音声認識用の読みは電話帳とは別途登録できるため、似たような発音を意図して避けることもでき、意外と認識率も高い。実用性に関しては懐疑的な部分もあるが、運転中にイヤホンマイクと組み合わせての利用などではかなり便利に使えるだろう。 次ページ:チャット機能をチェック
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