Mobile:NEWS 2002年6月21日 04:09 PM 更新

DDIポケット、「!広告!」記載メールの受信拒否など迷惑メール対策機能拡張

DDIポケットがPHS向け迷惑メールの抜本的対策に乗り出す。件名に「!広告!」が記載されているメールなどを、サーバ側で選別、受信拒否する設定を可能にする

 DDIポケットは6月21日、受信者の承諾なく送られてくる広告メール、いわゆる迷惑メールを受信拒否するなど、迷惑メール対策機能を6月26日から拡張する。

 迷惑メールの拒否機能は、メールの件名に「!広告!」または「未承諾広告※」が記載されているメールを、未承諾広告メールとしてDDIポケット側のサーバで受信を拒否することを設定できるもの。拒否されたメールは、迷惑メール送信者の名簿作成を防ぐためエラーメッセージなども返されない。後からユーザーが閲覧することもできない。

 メールの選別は、7月1日に施行される「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律施行規則」および「特定商取引に関する法律施行規則」により義務づけられる電子メールの件名欄の表示方法に基づき、DDIポケットが定める基準で行う。「現状は2種類の文言が件名に含まれるメールを対象とするが、今後の法令によって文言の追加や削除も考えられる」(DDIポケット)

 メールの件名に基づいて、移動体通信キャリアがメールの選別機能を提供するのは初めて。これまで、「ユーザーのメール内容をチェックするのはプライバシーの問題がある」としていた通信キャリアもあったが、DDIポケットでは「(メールの件名による受信拒否は)ユーザーの意志で設定してもらうので、(プライバシーの問題に関しては)クリアだと思っている」と説明している。固定通信向けISPなどでは、既に同様の機能を提供しているところもある。

 また、これまでのメールアドレス指定受信拒否機能を拡張。指定可能件数をこれまでの10件から20件に拡張する。合わせてメールアドレス指定受信機能を新設。メールアドレスやドメインなどを20件まで指定し、該当するメールだけを受信できるようにする。現在のところ、なりすましメールには対応できていない。また、指定受信機能と指定受信拒否機能を同時に設定することはできない。

 それぞれ機能の利用は無料。各機能は端末からセンターにアクセスして設定を行う。

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[斎藤健二, ITmedia]

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