GPS、持ち歩くならどっち?〜GPSケータイ v.s. GENIOe 550G+「CFGPS2」(1/2)最近のGPSは小型化が進み、持ち歩いて利用するための機器も登場している。中でも携帯性に優れるauの「GPSケータイ」と「GPSレシーバ+Pocket PC」について使い勝手を比較してみた
カーナビの売れ行きが好調であるなど、GPS機能を使った製品が注目されている。中でも気軽に持ち運べて出先で位置情報を確認できるauのGPSケータイや、Pocket PCやノートPCでの利用を想定したCFカード型GPSレシーバは、携帯性や利便性に長けており、その機能に期待されるところは大きい。 ここでは、Pocket PC+GPSレシーバの組み合わせとGPSケータイの使い勝手を比較し、それぞれの特徴についてまとめてみた。 Pocket PCは、東芝のPocket PC 2002搭載機「GENIOe 550G」(2002年4月18日の記事参照)とアイ・オー・データ機器のコンパクトフラッシュ(CF)カード型GPSレシーバ「CFGPS2」(12月9日の記事参照)の組み合わせで試した。地図ソフトは、標準添付の「PocketMappleDigital」を使用している。
米SiRF Technologyの新GPSチップを搭載した「CFGPS2」。2001年8月に発売された「CFGPS」(2001年8月6日の記事参照)より、受信性能、衛星捕捉、消費電力すべてが飛躍的に向上している。とくにGPS衛星捕捉スピードは、従来なら1分30秒−5分ほどかかっていたのが、同製品では7−8秒程度まで短縮されている
両者は全く異なるプラットフォーム上の製品のため、同等に比較することは難しいのだが、「どちらが便利に現在位置を地図で確認できるか」を基準に、いくつかの観点から両製品を比較してみた。
「CFGPS2」は、受信周波数1575.42MHz、受信チャンネル数12、測位更新レートは約1秒ごと(可変)となっている。 計測そのものは、最大12の衛星を同時受信し、最も測位精度が高い組み合わせの衛星を独自の解析アルゴリズムで自動判断する仕組みだ。 GPSケータイの「A3012CA」は、QUALCOMMが開発した、cdmaOne/CDMA2000端末向けの位置情報取得技術「gpsOne」(用語参照)を使っている。 実際に両者を同位置で測位してみた結果が、表1だ。なお、計測場所は都営大江戸線「光が丘」駅(東京都練馬区光が丘)で行った。
測位結果の比較(測位時間は、3回テストした平均値となっている)
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