2003年度、FOMA契約数目標146万〜立川社長ドコモは決算発表の席で、2003年度のFOMA契約数目標を146万とした。現在33万の契約数を、毎月10万づつ上載せてしていく
NTTドコモは5月8日、2002年度の決算を発表した。営業収益は前年度3.2%増の4兆8091億円、営業利益は前年度5.6%増の1兆567億円。税引き前利益は初めて1兆円を超えて1兆430億円となった。 会見で同社社長の立川敬二氏は「当初の予想に反して、今年度後半に伸びた。iモードも順調に伸びて増収増益となった」とコメント。最大の増分はiモードを中心としたパケット収入の増加で、前年比23.8%増の8863億円に達した。
立川氏は「今年は特にFOMAを重点的に。今年はエリアの問題もほぼ解決し、残っているビル内、地下街の問題に対応していく」と話した。2003年3月末の33万契約から、2004年3月末には113万増の146万契約にもっていく計画だ。 サービススタート以来、下方修正が繰り返されたFOMAの加入者数だが、今回の146万契約は確実だと立川氏。3月だけで10万以上の契約増となったことを受けて、「今後はこのペースで売れる。月10万台、堅実な予想をしたつもり」と話した。 なお、現在のFOMA契約者のプロフィールとしては、法人が3、個人が7であることも明かした。「予想外に個人に受けている。今年は法人のシステム販売も花開くのではないか」(立川氏)。 PDCよりFOMAのARPUが低い点については、「たかが30−40万契約だから、正しい実態を表しているとは思わない。法人が実験用に購入した端末はあまり使われていないからだ。直近で売れている端末は、かなり高いARPUになっている」とし、将来的にはPDCより高いARPUを目指すと話した。
通信システムの今後の展開については、NTTグループのレゾナント・コミュニケーションに関連して、ドコモでも高速化を図る。 3GであるFOMAの普及後は、HSDPAという技術を使った3.5Gで「14Mbps。スループットは3Mbps程度になる。ADSLに近い」(立川氏)速度を実現する。研究を進めている4Gでは「100Mbps、スループットでは10Mbps」(同氏)を目指す。 HSDPAのスケジュールは「昨年末にようやく標準化が終わった。実用に向けて世界で先行しているのはドコモだ。開始時期としては、2004年度内にできるかどうか」(立川氏)と話した。
関連記事 2003年度中にシャープと三菱電機のFOMAが登場 NTTドコモは、端末開発にかかる費用を半額負担するかわりにノウハウを共有する端末開発投資の対象に、シャープを追加した。シャープ、三菱電機を含む5社の10機種が支援による開発端末となる FOMA、契約者数目標を達成〜32万契約 ドコモの3Gサービス「FOMA」が2003年3月末の契約者数目標、32万を達成した。待ち受け時間を伸ばした新型FOMA端末の投入が効果をあげた。3月の1カ月間で13万契約弱を獲得したことになる ドコモ、FOMAを大幅下方修正──130万から32万に ドコモは、ついに今年度末のFOMA契約者数予想を約4分の1に当たる32万に減らした。FOMAが下方修正するなか、PHSの「定額制」の話や、50xシリーズにカメラを付ける話も飛び出した 高速版W-CDMA「HSDPA」とは何か 次世代のW-CDMAとして、高速パケット通信「HSDPA」という言葉がしばしば出てくるようになった。海外でHSDPAのデモを行ったノキアにHSDPA、およびW-CDMAとUMTSの違いなどを聞いた 関連リンク NTTドコモ [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |