軽快な操作、撮った後の処理が魅力の「P505i」(1/2)505iシリーズの中ではN505iと共にカメラユニットを31万画素に割り切った「P505i」。軽快な操作、撮影後の処理の充実など「薄さ」以外の魅力も多い。
「P505i」は「P504iS」(2002年11月8日の記事参照)に続くツインカメラ構成の端末。背面、ディスプレイ面にそれぞれ搭載されたカメラの画素数は11万から31万に向上し、VGAサイズ(640×480ピクセル)の撮影も可能になった。
カメラの起動は速く、シャッターボタンを押してから撮影までのタイムラグも短い。ワンタッチオープンでカバーを開き、側面のボタンでカメラを起動、実際に1枚目の写真を撮影するまでに2秒もあれば十分だ。 ショートカットキーが豊富なのもいい。カメラ(イン/アウト)、フォトライト/くっきりモード/ナイトショット/ホワイトバランス/色調/撮影サイズのオン/オフの切り替えが、それぞれメール、iアプリ、数字の1〜5のボタンに割り当てられ、ワンタッチで操作できる。
撮影後は撮影した画像サイズに応じた待ち時間(おそらくJPEG圧縮に要する時間)があり、その後保存の確認を行うタイプ。最大撮影サイズのVGAでも待ち時間は1秒未満だ。
連続撮影も強力だ。iショット(S)サイズなら20枚、iショット(L)サイズなら4枚が、最短0.2秒の間隔で撮影できる。撮影後には「気にいった画像だけ」「連続撮影した画像の一覧状態でスクリーンサイズの1枚」などの保存方法を選べる。 画質は光学系が大きく負けているという感じもなく、画素数相応といった感じだろう。iショット(L)サイズでも十分シャープさが保たれており、このあたりは「P504iS」からの大きく変化している。 VGAサイズでは周辺部にレンズ収差からくるボケも感じられるが、樽型歪みも少なめで実用範囲といったところ。名刺程度ならVGAで撮影すればしっかり文字まで認識できる。日常的なメモ代わりの利用にも十分だ。
※初出記事では動画再生時の拡大ができないと書かれていましたが、8月27日に訂正しました
P505iの前モデルにあたるP504iSは、カメラユニットこそ11万画素だったものの、画像編集機能は充実していた。P505iでもこの点は継承されている。
画像編集機能は面白いのは「チャーミーフェース」という機能。人の顔を認識し、「にっこり」」「ぐすん」といった表情に加工してくれる。よくできた機能で、かなり楽しめる。
カメラ付きケータイでは一定サイズ以上、例えばiショット端末でメール送信できないサイズで撮った画像を後から送信用に編集できない端末もある。本機の場合はVGAサイズで撮ってもスクリーンサイズ(240×320ピクセル)で保存したり、iショット(S)サイズで切り出したりできる。 またP504iSではサポートされていなかったサムネイル表示にも対応。しかし基本がリスト表示で、サムネイル表示にするは毎回切り替えなければならないことや、サムネイル作成自体が高速ではないこと、複数選択時に利用できないなど不満点も多く、今後の改善に期待したい。
[坪山博貴, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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