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2003年9月9日 03:28 PM 更新
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野田幾子のFOMA日記
FOMA選びは、帯に短したすきに長し(2/2)
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そのうち、それぞれのFOMA端末のナイスなポイントではなくイヤな点を考え出している自分に気がついて悲しくなってきてしまった。
P2102Vのイヤな点
- ムービースタイルはシャッターチャンスを逃がしやすい
- サイズが大きくてちょっと重い
- メールを送るとき、サムネールがないので画像選びが面倒だった。自動リサイズ機能もないし
F2102Vのイヤな点
- デザインが私の好みではない
- メールの日本語入力が私にはわかりにくかった
- メニュー周りの動作がやや重い
2102Vのイヤな点
- 外部メモリがなくて、端末に保存できる写真の枚数が少ない
- ニューロポインターってそれほど意味ないのでは?
ラインアップの少なさゆえに悶々と悩んだのがわかっていただけただろうか。自分ではどうにも決められなかったので、窓口のお姉さんにヘルプを求めることに。
「FOMA、どれがいいと思いますか?」
「私はPを持ってます。このスタイルが気に入ってるんでね。でも、Nもいいと思いますよ」
「どこがいいんですか?」
「とにかく、軽いです」
「ほかには?」
「うーん……何でしょうねぇ」
なんて正直な……。その後も「Fは実際使ってる人でさえも『使い方がよくわからない』という人が多いのでお勧めしない」だの、「Pは最初使ってたけど、FOMA自体がムーバよりも機能が少ないので飽きてきちゃって」だの、バンバン本音トークを展開してくれた。もちろん対応する方の個性によるのだろうが、実機を触りながら忌憚のない意見を聞けたのは収穫だった。
説明員のお姉さんが特徴として挙げていたNの「軽さ」は本当にその通りで、これまでのFOMAと違って持っていても苦にならない。「SH251i」と並べてみても大きさはさほど変わらない
その日は決めずに、いや、決められずに店を出た。その後も2度ショップに通い、散々いじったあげく、結局「勢いで」N2102Vを購入した。
今は「コレを選んでよかった」という気持ちでいる。しかしムーバはあんなに豊富なラインアップなのに、FOMAときたら2102Vシリーズはたった3機種(最新機種は)というのには不満が残る。端末選びが「これが気に入った!」ではなく、「消去法で……」になってしまうのはどうもすっきりしないものだ。携帯を買うために3回もドコモショップに足を運んで、あれこれ機種選びに悩む……なんてことは、もうない、と信じたい。
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