“INFOBAR”のデザイン会社が作った「身に付ける」携帯Mac用の最初のマウスやPalm Vのデザインで知られるIDEOが「身に付ける」ことを前提にしたGSM端末をデザイン、独Siemensブランドで販売される。IDEOはauのINFOBARを手がけた深澤直人氏が日本オフィスを立ち上げたことでも有名。
国際的デザイン会社、IDEOは、独Siemensのファッショナブル携帯ブランドXelibri(3月26日の記事参照)とのコラボレーションによる携帯電話3モデルを発表した。Xelibriはさまざまなターゲットに向けてファッション性を重視したトップ・ファッション・アクセサリーを提供していることで知られている。 IDEOがデザインした携帯電話はユーザーの体や衣服に付けるというコンセプトで、このコンセプトには特許が取得されているという。
今回IDEOがデザインしたのはXelibri 5、Xelibri 7、Xelibri 8の3製品。Xelibri 5はバッグやバックパックのベルトクリップにストラップで付けるタイプ。Xelibri 7にはベルトインのクリップがあり、服の端やバッグのストラップなどにクリップで留めておき、すぐ使えるのが特徴だ。キーパッドのレイアウトは一般的な仕様で、ダイヤルやショートメール作成で不自由することはないという。 Xelibri 8には一見、ひょうたんのようなスタイルの携帯電話。くびれた部分にジュエリーのようなリングがついており、ネックレスのように首から下げて利用する。キーボードはなく、ナビゲーションキーと音声制御で操作する。 IDEOのレイフ・ハフ氏はこのデザインについて、「それぞれの製品の本質部分を定義するために、3つの要素を用意した。それは、行動、言語、そして技術だ」と説明する。日常生活で人々がどのような行動をとるか研究し、Xelibriの携帯電話シリーズに共通のデザイン言語を作り、そして、標準的なテクノロジーをユーザーフレンドリーな形で採用しているという。 Xelibri 5はマーキュリー、ウルトラブルーの2色から選ぶことができ、価格は139ユーロ。Xelibri 7はコパーポリッシュト、ミッドナイトブルーの2色、価格は179ユーロ。Xelibri 8はダイアモンドピンク、シルバーグラムの2色で199ユーロ。IDEOのデザインではない、Xelibri 6というモデルも179ユーロで販売されている。これはコンパクトケースのようなデザインで、液晶を取り囲む丸い周辺部分はミラーになっている。キーパッドはナビゲーションキーの左右に分断されており、IDEOのデザインコンセプトとは異なることが分かる。 IDEOはauの携帯電話“INFOBAR”をデザインした深澤直人氏が日本オフィスを立ち上げたことでも有名だ。 関連記事 アクセサリ携帯が日本で難しい理由 ハイエンド携帯が最も普及している国は確かに日本かもしれない。しかし、GSM端末にあるような“アクセサリ型”端末は、日本では登場しにくい。ストレート型端末まで消えてしまおうとしている日本には、キャリア主導の販売形態に根本的な問題があるのかもしれない Siemens、アクセサリ型の携帯電話発表 従来の携帯電話とは大きく異なる外観で、ペンダントとして首にかけるなど小物風に身にまとえるのが特徴 関連リンク Xelibri [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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