アルバム機能は「MySync Photo2」の機能がほぼ丸々含まれている。サムネイル一覧や、名前や日付からの検索機能、回転、コントラスト調整といった簡単な画像編集機能も持ち、携帯電話で撮影した画像の管理ソフトとしては十分な基本機能を備える。既に取込済みの画像は取り込まれないため、画像の管理も非常に楽だ。
強力なのは印刷機能だ。「お手軽プリント」と名づけられているが、単純な複数列、複数行といった配置の印刷から、既製のシール用紙への印刷、オリジナルカレンダー作成とさまざまな形態の印刷が行える。もちろんデジカメユーザー向けのソフトではもっと強力な機能を持つものもあるが、手軽な携帯電話のカメラ機能を、印刷も手軽に楽しむというレベルでは必要十分だ。
ここまでに紹介した機能以外に「データフォルダ」という機能があり、「アルバム」とは別管理でデータフォルダの静止画、動画、音楽データなど著作権保護されていないすべてのデータをPCへ取り込んだり、PCから携帯電話へ送り込んだりできる。
携帯電話との接続には専用USBケーブルの他、MySync用シリアルケーブル、アイ・オー・データ機器製、TDK製の接続ケーブルなども利用できる。CDMA 1X WIN端末では安価なUSBケーブルも利用可能だ。
カシオ端末のUSB対応卓上ホルダも利用可能で、この場合は卓上ホルダに端末を載せただけでPIMの同期、静止画のPCへの取込などを自動実行させられる。端末はかなり限定されるが、ここまで来るとかなりPDAライクな使い勝手だ。
卓上ホルダがUSBクレードルも兼ねるカシオ端末では、端末をクレードルに乗せるだけで「MySync Suite パーソナル」を起動し、シンクロを行える。もちろん無効にもできる |
「MySync Suite パーソナル」はau端末専用製品ならではのメリットも多い。PIMの使い勝手も個人利用であれば十分満足がいく。専用USBケーブルがセットされたパッケージが4900円(直販価格)、ケーブルレスのダウンロード版は2000円と価格もリーズナブルだ(8月31日の記事参照)。au端末のPIM機能を使いこなしたいと思っている人には要注目の製品だ。
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