操作系でもう1つ注目すべきは、メニューが2つ用意されたこと。右上キーの「機能」は通常の撮影メニューで各種設定ができる。重要なのは左上キーを使った「MENU」。これは画面上のツールバーを使ったメニューで、「カメラモード」「画像サイズ」「画質」「撮影モード」「明るさ補正」の5つを十字キーの操作で迅速に変更できる。カメラ付ケータイの操作系としては非常によくできていて、見た目にも分かりやすい。
筆者の場合、撮影時の画像サイズをそのときどきの用途でコロコロ変えるので、それが迅速にできるのはとてもありがたいのだ。これはよいアイデアだ。
撮影モードはオート/風景/人物などのほかに「オフ」がある。各撮影モードでは、「N901iC」で採用された「画像自動補正」のピクトマジック機能が働くのだが、それを使わない場合は「オフ」になる。普段は「オート」で問題ないだろう。
撮影にかかる時間は、撮影モードをオートにしてminiSDに自動保存したとき、2Mの「S FINE」で約11秒。1.3Mの「S FINE」で約9秒だ。保存にかかる時間はあまりかわらないが、その前の「変換中」と表示される、画像を生成して補正するのに少し時間がかかる。
モード | 必要時間 |
---|---|
2M S FINE | 11秒(フォーカスは1.5秒) |
2M FINE | 10.5秒 |
1.3M S FINE | 9秒 |
0.3M S FINE | 6秒 |
カメラの起動は、メニューかサイドのカメラボタンから行う。個人的にはカメラを一発起動できるボタンを1つ用意してほしかったかなと思う。
今回は梅雨ということもあって、いつもの黄色い象の滑り台が曇天下での撮影となってしまった。
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