Sweetsではまず、背面ディスプレイの部分に画面表示のための紙を入れた。また背面ボディに、水玉模様のようなドットパターンを印刷。この上に丸みを帯びたクリアパネルをかぶせ、そのクリアパネルの上に「au by KDDI」のロゴを印刷してある。
Sweets特有のカラフルなカラーも、再現するのが難しかった。木田氏は、実はKDDI側から「実物のSweetsは特殊な塗装を用いているので、多分同じ色は出ないだろう」と言われていたと明かす。
「それでも、工場につきあってもらって近づけていった。今回の各フィギュアは全般に、工場側に大きな協力をしてもらっている。色は60種類の中から1つ1つ合わせていって、『これは違う』『もっと赤みを出して』とほとんど却下してやっていった」
中国の工場では、色にしても質感にしても「近ければそれでいいんじゃないのか」という反応だったという。「100%同じにしろとはいわないが、うーん、これはちょっとという色でも向こうは『ニアーだ』(近い)という。“近い”の幅が違った」
それでもなんとか、説得を重ねて完成にこぎつけたという。
木田氏は、ここまで開発するのに手間ひまかけた結果、当初の予定より発売時期が遅れたと話す。「9月末にKDDIから『auフィギュア第二弾が出る』というリリースを出してもらったときは、11月中旬に発売とアナウンスしていた(9月30日の記事参照)。しかし結局それが、1カ月延期になってしまった」
待ってもらっているユーザーにはご迷惑をおかけした、と木田氏。それでも、妥協しないことで納得の仕上がりになったという。「いいものができたと思う。多くのユーザーに手にとってほしい」(同)
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