では気になる画質をチェックする。いつもの黄色い象のすべり台とあずまやで、W41CAの作例と比較してみた。
曇天下だったのでかなりどんよりしているが、それは差し引くとしても基本的には双方ほとんど同じ。ただし、微妙に違いが見られる。それはこちらの作例の方が分かりやすい。
比べてみるとディテールの処理の仕方が違う。特に松葉が写っているあたりを見ると、W41CAよりW43CAの方がリアルに出ており、W41CAに見られたざらつき感もなくなっていることが分かる。それなりに進歩しているといえよう。
続いて晴天。
W43CAの絵は微妙に空がくすんでいるように見えるが大きくは変わらず、どちらもまあまあの写り。このように雲一つない明るい青空はケータイのカメラが苦手とするシーンなので、それを考慮すれば悪くない。もちろんもう少しがんばってくれるとうれしいなとは思うが。
続いて室内。蛍光灯下の作例から。
こちらは白熱灯下。
これらを見ると、W43CAはホワイトバランスを強めに補正してくる傾向があるようだ。
では比較作例以外の、ワイド液晶ならではの作例を。
W43CAは200万画素機なので、基本は1600×1200ピクセルの写真が撮れる。それに加え、ワイド液晶画面に合わせた横長の写真も撮れる“ワイドモード”を備え、上下がトリミングされた1600×960ピクセルの写真が残せる。上下を切り取っただけではあるが、うまく使うとけっこう楽しく面白い写真が撮れる。
AFのおかげでピントがしっかりしているのもいい。AFロックキーでAFロックを行ってからタイミングを合わせて撮影するのがうまく撮るコツだ。この猫の作例は木陰の暗い場所だったが、シャッタースピード1/15秒でかなりきれいに撮れた。
最後にマクロ撮影。
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