ワイヤレス音楽再生、使い勝手はどう違う?改めて携帯のBluetooth機能について考える Vol.3(2/3 ページ)

» 2006年12月18日 16時27分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

レシーバーだけで音楽操作を完結できる「W44T」

photo 事前にプレーヤー側でワイヤレス出力先を設定しておく。一度設定しておけばレシーバーの電源や再生ボタン操作だけで本体のプレーヤーが起動する

 W44Tは、着うたフルデータも再生可能な「au Music Player」とFMラジオが聴ける「EZ・FM」対応機だ。これらの音声をBluetoothでワイヤレス出力できる。

 音楽プレーヤーとしての使い勝手は、P902iSと比較すると、より一般的な専用音楽プレーヤーに近い印象を受ける。事前にBluetoothレシーバーをペアリングし、あらかじめ「ワイヤレス出力先」をそれに設定しておくだけで、レシーバーの電源オンと同時にau Music Playerが起動し、前回再生を停止した楽曲から再生される。また、レシーバーの電源を切ると、それに応じて本体側のau Music Playerも終了する仕組みが備わっている。音楽再生においてはレシーバー操作だけで完結するのが大変便利だ。

 なお、任意の曲から再生したい場合などに本体側で操作する場合でも、レシーバーへの接続を先に試みるため、レシーバーの電源を入れ忘れていたために“いきなり本体のスピーカーから再生され、恥ずかしい思いをする”というトラブルも防げる。

 前回の出力先が記憶されるので、Bluetooth/本体スピーカー/有線イヤフォンと出力先を頻繁に変更する使い方の場合は毎回設定を切り替える手間は発生する。しかし、少なくともBluetoothを利用したワイヤレス音楽プレーヤーとしての使い勝手はこちらのようがよい。

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