当然ながら、C01は数字だけでく文字もダイヤルキーから入力できる。画面上のソフトウェアキーボードに慣れていない、またダイヤルキーから入力する方が得意な人には便利だろう。
日本語入力システムは、A01と同じくiWnnを搭載。基本的な機能や変換精度などは同等と考えていいだろう。もちろんタッチパネルからの文字入力も可能だ。ただ液晶サイズが小さいため、フリック入力であればそれほど問題にはならないが、QWERTYキーボードを用事するとやや厳しい。横画面にしてもダイヤルキーがあるので、それほど入力しやすくなるわけでもない。とはいえ、数字と同じく、タッチパネルとダイヤルキーの両方が使えるのはメリットといえる。
ダイヤルキーでの文字入力は、一般的なフィーチャーフォンと同じ。キーを繰り返し押すことで、各行の文字を入力できる。感覚としてはフィーチャーフォンと同じで、C01は特有の大きなタイル状キーなので押しやすい。
文字入力をすると、画面上に変換候補が表示されるので、画面をタッチして選択する。その下には左右キー、確定/削除などのアイコンが表示されるので、各種操作が行える。文字入力をしていないときは、完了/DEL/記号/文字種切り替えと行ったアイコンが表示される。記号ボタン長押しでマッシュルームを呼び出し、文字種切り替えボタンの長押しで設定を表示する。
設定の「表示・レイアウトの設定」には「常にキーボードを表示」という設定があり、このチェックボックスをオンにすると、文字入力時にソフトウェアキーボードが表示されるようになる。
この状態でもダイヤルキーからの入力は有効で、ハードウェアとソフトウェアキーボードの両方が同時に使える。例えば日本語入力はハードウェアキーボードで、英語入力はQWERTY配列のソフトウェアキーボードで、といった使い分けが可能。画面を広く使いたい、ダイヤルキー入力に慣れている、という場合は、キーボードを表示をオフにしておくといいだろう。
日本語入力システムに標準のiWnn以外を使った場合、ダイヤルキーの使い勝手はどうなるのだろう。今回は、ジャストシステムの「ATOK for Android」で試してみた。
文字入力がアクティブになると、ATOKのソフトウェアキーボードが表示される。その状態でダイヤルキー入力をすると、画面下に変換候補を表示。iWnnと同じく普通に入力ができた。ただ、変換/削除/左右キー/記号/文字種切り替えなど、各種の操作キーが画面に表示されないため、ちょっと常用は難しい印象だ。ATOKからみればC01のダイヤルキーは“外付けキーボード”の扱いなのだろうが、そのダイヤルキーに操作ボタンが存在しないため、各種操作ができない状態になる。
iWnnでは、戻るキーが変換/キャンセル/削除などの機能が割り当てられているが、ATOKの場合は、そのまま戻るキーとして動作。文字入力中でも、前画面に戻ろうとしてしまう。タッチパネルのみで文字入力するなら良いが、ユーザーが追加した日本語入力システムと(C01の)ダイヤルキーの組み合わせは、あまり実用的とはいえないようだ。
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