KDDI,auを吸収合併KDDIは7月24日,100%子会社であるauを吸収合併すると発表した。
KDDIは7月24日,100%子会社であったauを9月26日に吸収合併すると発表した。今回合併されるのはauのほかに,ケイディディ販売東京中央,ケイディディ販売西東京,ケイディディ販売南東京,ケイディディ販売大阪のKDD販売4社。なお沖縄セルラーに関しては合併されない。 KDDI側の発表によると,合併の理由は「今後次世代携帯電話事業を取り巻く環境の激変が予想される中で,これらの変化にスピーディに対応していく」ため。ほかにも「グループの経営資源の集中と経営基盤の強化」などが理由として挙げられている。 「合併で人的資源を有効に活用することができる。たとえば別会社ということになれば社長がいるわけだから,方針を伝えて実際に動いてもらうまでに,やはり管理部門的,地理的に間がある」(KDDI広報) こうしたタイムラグを埋め,経営資源を集中させることで今後の次世代携帯導入の波を乗り越えていきたい考えのようだ。 auの名前はそのまま今回,auは吸収合併されるわけだが,これによりauの名前は消えてしまうのだろうか。 「そんなことはない。“au by KDDI”というかたちでユーザーに認知してもらっているわけだし,今後もそれは変わらない。街中にあるauショップがにわかにKDDIショップになるわけでもないし,auブランドの方針も変わらない」(KDDI広報) どうやら合併によって何が変わるかというのは,一般のユーザーからは見えにくいようだ。もともと,auはKDDIの100%子会社であり,その境目は見えにくかった。吸収合併によって本質的に経営に大きな変化が生じるわけではない。 業績予想を修正合併に伴い,KDDIでは平成14年3月期の業績予想を以下のとおり修正した。「経営資源の集中」をうたうとおり,経営純益は数字の上で180億円の増加が見込まれる。auはKDDIの連結子会社であったため,連結業績に与える影響はないという。
組織の体制を変えて次世代携帯に挑むKDDI。9月からは設備を切り替え,「1x」の導入に向かう(7月13日の記事参照) [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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