Bluetooth実証実験プロジェクト「B.L.T.」サービス開始 - 「MARUNOUCHI CAFE」潜入レポート（2/3）

　また，事前に「B.L.T.」のWebページから登録を行うことで，自分のマシンとBluetooth PCカードを持ち込むこともできる。今日も自分のマシンを持ち込んだ人が2人いたそうだが，一人はVAIOのLANアクセスのアップデートを行っていなかったため，アクセスできず，もう一人はDigianswerのPCカードのユーザーインタフェースが複雑すぎてうまく接続できずに終わってしまったそうだ。

　店内のBluetoothのアクセスポイントは12基用意され，キャンペーン期間中は，10基を貸出機用に，2基をマシン持ち込みユーザー用に解放。来週からは，事前に応募していたモニター登録者の利用が主になるため，貸出機は「CASSIOPEIA E-750」2台と「ソニー VAIO」1台となる。アクセスポイントは，モニターの利用状況を見ながら増やしていく予定であるという。

アクセスポイントは天井に目立たないように張り付けられている

　当初，ハンドスプリングのPalm OSデバイス「Visor」も貸出機として用意される予定であったが，Bluetoothカードの開発の遅れにより，いつ用意できるかのめどは立っていない状況となっている。

　実験に参加するモニターは，丸の内近辺に勤務するサラリーマンが中心で，男性が8割，女性が2割，30代を中心とした幅広い年齢層にわたっているという。モニター参加者には，週2回の来店，月2回のアンケート，期間終了後のBluetoothのビジネスモデル提出が義務づけられている。

PDAでBluetoothによるワイヤレスインターネットを体験

　それでは，実際に貸出機を使ってBluetoothによるワイヤレス体験してみよう。貸し出しカウンターに行って申込書に記入すると「CASSIOPEIA E-750」と接続のための説明書，ヘッドフォンが渡される。

貸し出しカウンターで必要事項を記入

貸し出しセット一式

　利用者は説明書を見ながらインターネットにアクセスし，Webの閲覧をはじめ，「MARUNOUCHI CAFE」のオリジナルコンテンツや動画を楽しめる。現段階ではアクセスポイント1基につき1台のPDAが割り当てられるので，アクセスポイントから約10メートル以内の席に座ることになる。将来的には1対多のアクセスに切り替える予定だそうだ。

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