究極への挑戦――至高の携帯電話,N503iS(2/2)アイコン貼り付けで一発メールN503iおよびN503iSの魅力の1つは,「デスクトップ」に「アイコン」を貼り付けるというシステムを採用していることだ。これはメールを頻繁に送る相手,もしくは頻繁に閲覧するURLを登録することで,待受け画面(デスクトップ)にメニューのショートカットとして使えるアイコンが登場する機能。 デスクトップ上にできたそのアイコンをクリックすることで,瞬時にメール作成/サイトにアクセスできる。これにより作業の大幅な短縮が可能となり。毎日メールを送りたい特定の人物がいるユーザーにとって,この機能は重宝するだろう。
文字入力はどうだ?携帯電話といえば,チェックしておかなければならないのは文字入力機能だ。メール入力や電話帳作成の際に多用するため,これがおそまつな端末は使っていて厳しいものがあるのだが,この点について見てみよう。 「ー」「,」「。」「!」「?」を「#」ボタンに割り当て,簡単に表示できるようにしたのは正解だろう。ほかにも大文字を表示中「通話ボタン」を押すと小文字に変わるなど,便利なインタフェースになっている。漢字変換についてもすぐに変換候補が多く提示され,ストレスを感じない。 スケジュール携帯電話でスケジュール管理を行う筆者としては,非常に重要なスケジュール機能。これはかなりよく考えられたつくりとなっている。 まず,N503iSではカレンダーを待受け画面にすることができる。設定方法は「各種設定」から「ディスプレイ」を選び「画面表示設定」-「待受画面」(イメージビューアからも待受け画面を設定できるが,この場合カレンダーを待受けにはできないので注意が必要)。この待受け画面となったカレンダーをクリックすると,スケジュール表へジャンプする仕組みとなっている。 残念ながら“待受け画面のカレンダー”では予定をチェックできないが,ワンクリックしてスケジュール表にジャンプできるので予定の確認にはそう手間取らない。「ツールBOX」にはToDoをメモするための「テキストメモ」も備わっており,携帯電話でスケジュール管理を行いたいユーザーにはまず不満のないところ。 スケジュールごとにアラームを設定できるほか,多くのユーザーが使用していると言われる「めざまし」機能についても,くり返し設定が可能となっている。 iモードサービス関連ではほかにN503iSの改善点として見逃せないのは,メールフォルダが自動振り分け設定できるようになったところ。設定したフォルダごとにメールを保存できるので,一覧性が高まった。 またiアプリ容量が増え,10〜30個のiアプリをダウンロードできるようになったところも嬉しい。これにより503シリーズとして必須の,“iアプリで楽しむ”という用途としても有力な端末に仕上がった。 “折りたたみ端末”の代表としてさて,以上さまざまに見てきたが,その完成度は極めて高い。折りたたみ端末が流行している傾向にあるが,上記のとおり,N503iSのよいところは“折りたたみ”とは別のところにも存在する。 ネックとなるのは,価格が3万3000円前後と極めて高いことか。しかしこの端末は,十分それだけの価値がある。次世代携帯電話の登場がささやかれる今,N503iSは第2世代携帯電話としては,1つの完成形とさえいえるのではないだろうか。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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