受信料定額のライトEメールの“メリット・デメリット”──DDIポケット現状の端末でも利用できるが,面倒な操作性現状に限ればライトEメールには面倒くささが付きまとう点にも注意がいる。従来のEメールなら端末の返信機能を利用すれば送信先もタイトルも自動的に引用されるから,ユーザーは本分だけ入力すればいい。 ライトEメールではこうはいかない。返信という考え方はなく,新規の送信だろうが返信だろうがライトメールの本文中に送信アドレスとタイトルを含めなければいけない。しかもこの場合電話帳からメールアドレスを選択することもできない。端末によっては電話帳からコピー&ペーストできないことはないが,これはかなり面倒だ。 ライトEメールの受信では本文中に送信元アドレスも含まれる。従って受信したEメールを引用してライトメールの作成ができればいいが,筆者の利用する「RZ-J90」(1月15日の記事参照)ではこれすらできない(すべての端末をチェックしたわけではないので,できる端末もあるのかもしれない)。そもそもライトメールには返信という概念がないからだ。 操作性の問題は新端末で解決?対応端末でなくても新しいサービスが利用できる姿勢は正しいが,ことライトEメールの送信に関してはあまり積極的に利用したいとは思えないのが現状だ。この点は今秋以降発売されるという対応端末で改善される事を期待するしかないだろう。 ライトEメールはコミニュケーション主体でのEメール利用や,普段利用しているメールアドレスへ転送してリアルタイム受信通知に利用できるなど便利な点も多い。。2002年春には送信が最大103文字,受信が最大123文字まで拡張される予定であり,利用価値も増すことになる。 「音声通話はDDIポケットでも困らない,でもEメールのコストがかさむから携帯電話に代えてしまった」という話もよく聞く。同様の理由でDDIポケットからほかのケータイキャリアへの変更を考慮している人は,ライトEメールサービスの開始と対応端末の登場まで,もうちょっと待ってみるだけの価値はあるかもしれない。少なくともPHSから携帯電話に移行し,その音質の悪さに閉口しているユーザー(主にPDCへの移行)だって多いのだから。 蛇足だが,「DDIポケットでは音声端末の新製品はもう登場しないのでは」という憶測も飛んでいた。DDIポケットのリリースを見る限りライトEメール対応端末が登場する事は間違いないようで,ようやく第2世代のfeelH"にお目にか掛かれることになりそうだ。 [坪山博貴,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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