「hp jornada 568」ファーストインプレッション(3/4)

本体スロットはCF TypeIをサポート,周辺機器に期待

 最近のPDAは通信手段にCFカード型PHSカードを利用することが多い。その点からこのマシンを見た場合,採用されているCFカードスロットがTypeIであることが非常に残念だ。このマシンではTypeII対応の通信カードである「P-in m@ster」や「C@rd H" 64petit」,そしてNECインフロティアのAirH" card petit「CFE-02」は利用できないからだ。

Photo
TypeII型のカードはjornada 568では利用できない

 唯一,TDK製のAirH" card petit「RH2000P」はTypeIに対応している。jornada 568を購入してCF型PHSカードで通信したいユーザーは,利用しているCFカード型PHSカードをチェックしたほうがよいだろう。

Photo
TDK製RH2000Pは問題なく利用できる

hpオリジナルソフトも盛りだくさんでより使いやすく

 搭載されるオリジナルソフトについて見てみよう。jornada 568には多くのオリジナルユーティリティが付属する。

Photo
hpオリジナルソフトの一覧

 まずはランチャーだが,タブ切り替え方式のランチャーとなっている。画面にはバッテリー残量やボリューム調整,タスク管理などのメニューを表示させることも可能だ。

Photo
シンプルだがアイコンが見やすいランチャー画面

 画像表示ソフト「hpイメージビューワ」は,本体およびカードスロット内に保存されたイメージファイルを開いて閲覧できる。表示画像は部分拡大して表示することも可能なので,外出先で撮影したデジタルカメラの画像をPocket PCで確認するなどという作業に利用できる。

Photo
デジカメで撮影した画像を表示したところ,JPEG画像を表示

 次に「hpクイックメニュー」だが,これを使うと液晶表示をすぐにオフにしたり,タップ位置の認識がずれたときにタッチパネルの調整の設定をすぐに起動したりできる。音楽を聴くときなどにはこれを起動して液晶をオフにするといいだろう。この機能は「ホーム」ホットキーの長押しでも起動する。

Photo
PalmのDAを彷彿とさせる小さな画面が立ち上がる

 「hpボリュームプロファイル」も同様,こちらは本体ボリュームを調整するためのツールだ。こちらも小さなウィンドウが立ち上がり,ここで調整できる。この機能は「住所録」ホットキーの長押しでも起動する。

Photo
音声を変更するためだけ,という機能限定なのが特徴だ

 「hpプロファイル表示」は本体の輝度状態を調整できるツール。先に書いたように輝度センサーによってフロントライトが自動でオンオフされるとはいえ,場合によっては自分でコントロールしたいこともあるだろう。このツールを起動して「屋内」「屋外」「低電源」から設定することが可能だ。また「自分のプリファレンス」を見れば今現在の自分のデバイスの電源状態が分かるようになっている。この機能は「予定表」ホットキーの長押しでも起動する。

Photo
輝度もワンタッチで変更可能だ

 Pocket PCを利用していて一番問題になるのは「タスク」という概念である。「終了」で終了できるアプリケーションもあれば,バックグラウンドでずっと立ち上がったままになってしまうソフトもある。例えばPocket Internet ExplorerやPocket Wordなどのソフトをそのまま閉じてしまうと,バックヤードでは起動したままなのだ。

 これらの「タスク」を終了するためのツールが「hpタスクスイッチャ」である。ここに起動中のアプリケーションのアイコンが表示されるので,個別に終了させることも可能。すべてのアプリケーションを一括で終了させることもできる。この機能は「仕事」ホットキーの長押しでも起動する。

Photo
アイコン表示なので判断しやすい

Prev 3/4 next



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!