「hp jornada 568」ファーストインプレッション(2/4)

交換可能な標準バッテリーとバックアップバッテリーを採用

 本体の裏側を見てみよう。外せるものを外してみた。

 本体上部にはCFカードスロットがある。普段メモリカードを使う場合にはスロットに入っているダミーカードを外して入れる。オプションのCFカードスロットを利用する周辺機器を使う場合,その裏側にあるカバーを外せるようになっている。

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本体裏側はすっきりとした印象

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すべてを外したところ

 本体下部にあるのはバッテリーだ。jornada 568はバッテリーの取り外しが可能となっており,別売のバッテリーを用意すれば交換して利用できる。バッテリーが薄くて軽いのも特徴の1つ。この薄型のバッテリーは「リチウムポリマー充電池」で,バックライトをオフにした状態で,最大14時間以上の連続利用が可能という優れものだ。

 標準バッテリーに加えて別売りで長時間バッテリーも用意され,これを利用すると最大で28時間以上の連続利用が可能。これらは用途に応じて使い分けられる。

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バッテリーは薄くて軽い。予備を持ってもいいと思えるサイズだ

 モバイルシーンでは「バッテリー切れによるデータ消失」という心配がある。バックアップツールで回復することができるといっても,つい忘れてしまうことも多い。jornada 568にはメインバッテリーのほかにバックアップバッテリーが本体側面に搭載されている。このバッテリーにより,メインバッテリーが切れたあとも,最長で72時間データが保存される。

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この部分の中にボタン電池 (CF2032) が1つ収納されている

 本体に搭載されるメモリが64Mバイトというのも特徴だ。これは本体にCFカードスロットしか搭載されないため,デュアルスロット採用のマシンが多い中,メモリ容量の不足をカバーするためのものと考えられる。オプションで「SD/MMCカードスロット付バッテリー」や「PCカード/SDカードコンボバッテリー」なども発売されるため,パワフルな使い回しが可能なマシンであるといえよう。

スタイラスは標準デザインに,その他本体機能も改善

 jornadaといえばフリップカバーの裏側に搭載されたスタイラスに特徴があったが,このjornada 568からスタイラスは,ほかのPocketPCマシンと同様のデザインとなり,本体側面に収納されるようになった。

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スタイラスは本体側面収納に変更

 また本体側面には上下ボタンも搭載されている。前面にあるナビゲーションパッドでは使いにくいシーン,たとえば電車の中で立ったままデータを読んだりする場合に使いやすいようになっている。

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上下スイッチは手にフィットするような柔らかさがある

 本体上部にはLEDボタンが付いている。アラームと連動して点滅したり,バッテリー充電ステータスを表示する。その横には赤外線通信ポートが搭載されている。

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LEDの横に赤外線ポートが,その隣にヘッドホンジャックが搭載されている

 このマシンはボディが洗練されて美しい。東芝の「GENIO e」や,ソニーの「CLIE N750C」と並べてみてもその美しさが分かるだろう。長さはこの3台の中では最も縦長な印象を受けるが,幅はGENIO eよりも若干狭くて薄い。

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GENIO e,CLIE-N750Cと並べてみた

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GENIO eと比べると,長めだがやや薄いことがよく分かる

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