News | 2001年10月12日 03:00 PM 更新 |
まず特徴的なのは,MPEG2リアルタイムハードウェアエンコーダ「MPEG2-R Engine」を搭載したことだ。TVの映像やDVカメラで撮影した映像をMPEG2で高画質圧縮し,屋外などモバイル環境で楽しむことができる。映像を楽しむためにディスプレイも進化しており,8.9型TFT液晶はウルトラワイドSXGA(1280×600ピクセル)と解像度がアップした。
|
映像を楽しむための機能が盛り込まれたバイオノートC1 |
また,付属の小型ポートリプリケータにはUSBやVGA端子,LANポートのほか,アナログ映像の入出力ができるAV IN/OUTコネクタも装備。デジタル映像は,従来通り本体のIEEE1394端子から取り込める。
CPUはTransmetaの最新チップ「Crusoe TM5800/TM5500」を採用しており,駆動時間は最長15.5時間(バッテリーパックLLL使用時)。上位モデルのPCG-C1MRXにはBluetoothを内蔵し,無線LANカードが標準添付されるなどワイヤレス通信機能も充実している。
他にも,暗い場所で効果的なスローシャッターに対応した内蔵カメラや,アルミ・マグネシウム合金と強化材入りプラスチックのハイブリッドボディ,位置・形状を変更してさらに使いやすくなったジョグダイヤルなどさまざまな機能アップが図られている。
バイオノートC1の主な仕様は以下の通り。
モデル | PCG-C1MRX | PCG-C1MR/BP |
CPU | Crusoe TM5800/733MHz | Crusoe TM5500/667MHz |
メモリバスクロック | 最大133MHz | |
HDD | 約30Gバイト | 約20Gバイト |
メモリ | 128Mバイト(最大256Mバイト) | |
グラフィック | MOBILITY RADEON-M(VRAM:8Mバイト) | |
ドライブ | 別売り | |
ディスプレイ | 8.9型TFT液晶ウルトラワイドSXGA対応(1280×600ピクセル) | |
インタフェース | USB×1,IEEE 1394×1,10/100BASE-TX(ポートリプリケータ内),56Kbpsモデム,MGメモリースティックスロット×1,PCカードスロットType II×1 | |
無線通信機能 | Bluetooth(Ver.1.1),無線LANカード | 無し |
駆動時間 | 約2〜4時間(バッテリーパックS),約4.5〜8時間(同L),約8.5〜15.5時間(同LLL) | |
本体サイズ | 249(幅)×30(高さ)×152(奥行き)ミリ | |
重量 | 約998グラム(バッテリーパックS) | 約995グラム(同) |
OS | Windows XP Home Edition | |
価格 | オープンプライス(実売約22万円) | 同(実売約19万円) |
発売日 | 11月17日 |
|
“音”にこだわったバイオノートQR |
新QRは,“パイプいす”スタイルで話題となった前モデルのデザインをさらにブラッシュアップ,お洒落なボディに仕上がっている。取っ手のギミックは無くなったが,そのかわり(?),“耳”のような着脱式のスピーカーが付いた。ディスプレイの両側に,配線無しで取り付けることができる。このスピーカーが示すように,今度のQRは“音”にこだわっている。
1ドライブでDVDソフトや音楽CDを楽しめ,CD-R/RWでオリジナルCDも作れるCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを搭載。ステレオスピーカーを本体に内蔵しているので,“耳”スピーカーを取り外しても音楽が楽しめる。マジックゲート対応メモリースティックスロットで,デジタル音楽の楽しみも拡がった。
さらに,新QRの音楽世界を広げるソフトウェアとして,サウンド&ビジュアルミキシングソフト「Gen-On」をプリインストールしている。キーボードにさまざまな音源を割り当て,簡単な操作で音楽を演奏することが可能だ。アシスト機能が付いているので,DJ・VJプレイが誰でも手軽に楽しめるソフトとなっている。リアルタイム演奏だけでなく,レコーディングもできる。
バイオノートQRの主な仕様は以下の通り。
モデル | PCG-QR3/BP |
CPU | モバイルCeleron/750MHz |
システムバスクロック | 100MHz |
HDD | 約20Gバイト |
メモリ | 128Mバイト(最大256Mバイト) |
グラフィック | Intel 815EMチップセット内蔵 |
ドライブ | DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ |
ディスプレイ | 13.3型TFT液晶XGA対応(1024×768ピクセル) |
インタフェース | USB×2,IEEE 1394×1,10/100BASE-TX×1,外部ディスプレイ出力×1,56Kbpsモデム,MGメモリースティックスロット×1,PCカードスロットType III×1またはType II×2 |
駆動時間 | 約1.5〜2時間 |
本体サイズ | 322(幅)×52(高さ)×256.5(奥行き)ミリ |
重量 | 約2.7キロ |
OS | Windows XP Home Edition |
価格 | オープンプライス(実売約18万円) |
発売日 | 11月17日 |
関連記事
“通信最強マシン”バイオSRファーストインプレッション(Mobile)
関連リンク
ソニー