基本を押さえたビジネス向けA4ノートPC――HP Compaq Buisiness Notebook nc6000(2/3 ページ)

» 2004年03月05日 16時10分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 nc6000が採用しているグラフィックスチップはATI Technologiesの「MOBILITY RADEON 9600」だ。DirectX9に対応するグラフィックスチップなので、3D処理にも十分に対応できる。個人で使う場合は、3Dゲームを動かしてもストレスなく楽しめるだろう。

 nc6000の液晶サイズは14.1インチで、先ほども述べたようにノングレアタイプのものだ。表示解像度はXGA(1024×768ピクセル)となっているが、この画面サイズではちょっともの足りない気がする。他社でも発売されているようなSXGA+(1400×1050ピクセル)の解像度は欲しいところだ。

ノングレアタイプの液晶を採用。表示解像度は1024×768ピクセル

 キーボードだが、キーストロークは約3ミリ。キータッチもやわらかく、入力していても疲れることはないだろう。キーピッチは約18ミリで、文字入力部分は、ほぼ正方形を保っているので打ちやすい。スペースキーも十分な大きさが取られている。

 ただ、個人的にはdeleteキーの位置が気になった。右上にはinsert/delete/home/end/pgup/pgdnキーが配置されているのだが、deleteキーがこのかたまりの左下に配置されており打ちにくい。入力時によく使うキーなので、できれば右上か、せめて左上に配置していた方がよいと思った。

採用されているキーボード

 たいていのノートPCにはデフォルトで存在する無線LAN機能だが、nc6000はIEEE802.11a/b/gに対応し、いわゆる「トリプル無線LAN対応」となっている。このほかにBluetooth機能も備えており、無線LANに関してはまさに「全部入り」といった感じだ。

キーボード上部には電源ボタンとともに、無線LANおよびBluetoothのオン/オフスイッチが配置されている(右中央)

 nc6000に用意されているインタフェースは多く、背面には外部ディスプレイポート、パラレルポート、Sビデオ出力、1000BASE-T対応のネットワークポート、USB2.0ポート×2などが配置されている。パラレルポートを搭載しているあたりに、ビジネス向けへの配慮が伺える。

 また、右側面にPCカードスロット(TypeII×2)とSDメモリーカードスロットが用意されている。ビジネスでもデジカメを使うシーンが増えてきているので、SDメモリーカードスロットが独自に用意されているのはうれしい。

背面にあるコネクタ類
右側面。PCカードスロット(TypeII×2)とSDメモリーカードスロットを用意
左側面にはDVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブを配置

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