日本ヒューレットパッカード(日本hp)が個人向けに発売を開始した「HP Compaq Business Desktop dx6100 ST/CT カスタムメイドTVモデル」は、録画機能を搭載したデスクトップPCに、23インチの大画面液晶を組み合わせた限定モデルだ。
ベースとなっているPCは、「HP Compaq Business Desktop dx6100 ST/CT」で、スリムタイプのデスクトップ筐体に、Intel 915Gチップセット搭載のHPオリジナルマザーボードを組み合わせた製品である。
搭載しているHPオリジナルマザーボードは、2本のPCIスロット、PCI Express x1スロットが1本、グラフィックスカード用のPCI Express x16が1本、DDR対応メモリスロット4本という構成になっている。
USBポートが筐体の前面に二つ、背面に六つと豊富に用意されているのも特徴。グラフィックスやネットワーク、サウンドなど、基本機能はオンボードのデバイスですべて実現している。
CPUは、LGA775タイプのPentium 4 520を搭載。動作クロックは2.8GHzのモデルである。初期状態でメモリは256Mバイト×2chとなる512Mバイトを搭載しており、こちらもWindows XPを動作させるのに十分なスペックとなっている。
このPCを「カスタムメイドTVモデル」たらしめているのが、搭載するキャプチャーカードだ。筐体が省スペースタイプであるため、利用できるキャプチャーカードは限られるが、日本hpはロープロファイル対応でありながらも高画質モデルであるエルザジャパンの「EX-VISION 1500TV」をセレクトしている。
カスタムメイドTVモデルは、hp以外のベンダーから調達したハードウェアや関連するソフトウェアを、あらかじめインストールした状態で販売するもので、ユーザーは後から増設作業をする必要がない。そのため、「ケースを開けてカードを差したら爆発しそう」と、増設作業を得意としないユーザーでも、手軽にPCキャプチャーを利用できる環境を手に入れられる。
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