では、トレーをチェックしていこう。
左側に光学メディア用をストックできるスペースがあり、CDやDVDメディアを最大8枚重ねておける。適当なCD-Rが適当に転がっているような机のユーザーは、これがあるとかなり整頓できそうだ。そして右手側上部には筆記用具を収納する細長いスペースが4列、右手側の手前にメモ用紙などの厚みのないものを入れるのに適しているスペースがある。
収納時に気をつけたいのが、やや傾いて設置するキーボードという形状の関係から、各スペースにより高さが変わることだ。
手前側は6ミリほどの厚みしかなく、奥に進むにつれて厚さに余裕が出てくる。最後部の高さは約17.5ミリだった。やや厚いものは奥の方の区画に収納することになる。
ちなみにパーティションの厚さ以上のものを入れると、キートップが閉まらず“浮いてしまう”ため、操作性が悪くなることは言うまでもない。
ちょっと気になったのが、筆記具用として使える細長い区画に中途半端な長さが多く、位置もそろっていないことだ。
CDメディア用区画の円形パーティションのためとは思われるが、入れるものも制限され、どうも使いにくい。というわけで、中途半端なパーティションは削りとってしまった。このあたりはプラスチックなので気軽にできる。
今回はOWL-KB109PBXと一緒に、アイネックス製5インチベイ収納ボックス「5.25Inch Bay Box BB-01」も導入した(関連記事参照)。これを使うことで、OWL-KB109PBXには収納できないちょっと厚みのあるものもOKだ。
どうせしばらくすれば散らかってしまうのだろうが、それは気の持ちようだ。
OWL-KB109PBXの場合ちょっとメモをしようといった時に、ペンを取り出すためにどこかへ手を伸ばさなくてよく常に机の中心付近に陣取っているであろうキーボードのスペースを有効活用できるという感覚は、かなり新しいのではないだろうか。手作業するうえで、キーボードと収納トレーが同じ位置にまとまっているのは、使っていると改めてそれに気が付くが、非常に合理的なのである。
キータッチにこだわりを持つユーザーであれば、キー部分は特筆すべきことがない普通のものなので、買い換えるほど物欲が沸くものではないかもしれないが、これだけ便利で1980円。整理整頓が苦手な人はもちろん、作業スペースが狭いユーザーなどはとくに重宝するはずだ。
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