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レビュー2006年08月30日 15時00分 更新
HDD搭載モデルに待望のワンセグチューナーが!──ソニー「VAIO type U VGN-UX70」 (1/2)文庫本サイズのコンパクトなボディながらキーボードを載せてWindows XPも動作しちゃう「VAIO type U」。本日発表されたワンセグチューナー内蔵HDDモデル「VGN-UX70」をさっそく使ってみよう。VGN-UX70は、フルモデルチェンジを経て世界最小・最軽量のWindows XPマシンとなった「VGN-UX50」の後継モデルだ。デザインはVGN-UX50をそっくりそのまま継承していて、4.5インチワイドクリアブラックLE液晶ディスプレイや両手でグリップできるシルバーの筐体、液晶パネルをスライドさせると現れる69キー日本語キーボードなどは健在だ。これらの詳細な使い勝手はVGN-UX50のレビュー記事を参照してほしい。 VAIOオーナーメードモデルでCPUとHDDを強化可能メモリは512Mバイトオンボードで増設不可と従来モデルと変わらない。VAIOオーナーメードモデルでCPUがIntel Core Solo U1300(動作周波数1.06GHz)からU1400(同1.2GHz)へ、HDD容量が30Gバイトから40Gバイトへとそれぞれアップグレードできるようになっている。評価機はそれぞれアップグレードされた構成になっている。 Intel Core Soloには、低負荷時に動作クロックを低下させて消費電力を抑え、バッテリー駆動時間を延ばす「拡張版SpeedStep」と呼ばれる機能が実装されている。この拡張版SpeedStepとソニー独自の電力管理機能を組み合わせた「VAIOスーパースタミナモード」と呼ばれる、最大限に電源管理を行う設定と電力管理を一切しない「電源管理オフ」設定でのパフォーマンスをPCMark05を使用して比較した。
電源管理オフ時のスコアを見てみると、CPU、Video Encoding、Image Decompressionという動作クロック数に比例してスコアが伸びる項目でそれぞれ14%前後のスコアが向上している。これは動作クロックが140MHz早くなったことと見事に合致する。また、HDDのスコアが上昇しているのは、搭載されている東芝製1.8インチHDDの内部データ転送率が旧モデルの「MK3008GAL」が131.1〜283.3Mビット/秒であったのが、VGN-UX70の垂直磁気記録方式採用の「MK4009GAL」で165.0〜356.8Mビット/秒に向上しているためと推測される。単なるHDDの容量アップだけでなくパフォーマンスの強化を実現している点も見逃せない。 VAIOスーパースタミナモード時のスコアを比較してみると、VGN-UX70では旧モデルほどパフォーマンスが抑制されない点に気づく。旧モデルではVAIOスーパースタミナモードに設定してしまうと動画やサウンドの再生時にややパワー不足を感じることもあったため、VGN-UX70ではVAIOスーパースタミナモード時におけるバッテリー駆動時間とパフォーマンスのバランスになんらかの改善が加えられた可能性があると思われる。喫茶店や駅の待合室など無線LANアクセスポイントが利用できる環境下ではWebブラウジングなど比較的負荷が軽い作業をすることもあるが、電車などでの移動時は動画やサウンドを再生することが圧倒的に多いと思われるため、マルチメディアファイルの再生に支障がない程度にパフォーマンスの低下を抑えることでVAIOスーパースタミナモードを使いやすくしたのは、ユーザビリティを向上させる変更点として歓迎したい。 この変更で消費電力はどの程度変化しているのだろうか。VAIOスーパースタミナモード時における消費電力を「YbInfo」で測定してみた。アイドル時と各状態の消費電力の増加率は従来モデルとVGN-UX70はほぼ同程度だが、基本となるアイドル時の消費電力が従来モデルでは4ワット台、VGN-UX70では5ワット台と20%近く上昇している。また、負荷が高いストリーム動画の再生では8ワット台に達し、フルパワー時とほぼ変わらない電力が消費されている。
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