Blu-ray Discの普及を目指す――ソニーの家庭向け新ノートPC「VAIO type F(FZ)」BDドライブ搭載サンタさん(3/3 ページ)

» 2007年06月12日 15時00分 公開
[富永ジュン,ITmedia]
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ベンチマークテストの結果は良好

VAIO type F VGN-FZ70Bの主なスペック
CPU Core 2 Duo T7100(1.8GHz)
メモリ 1Gバイト(512Mバイト×2/PC2-5300)
HDD 160Gバイト(2.5インチ/5400rpm)
光学ドライブ Blu-ray Discドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce 8400M GT

 最後にVGN-FZ70Bを使ってベンチマークテストを実施した。主なスペックは右の表の通りだ。

 Windowsエクスペリエンスインデックスの値からも推測できるように、PCの一般的な利用シーンを再現するPCMark05のスコアは良好で、パフォーマンスに不満は感じない。外付けのグラフィックスチップを搭載しているだけに、3Dゲームについても軽めのタイトルならストレスを感じることなく楽しめるだけの性能を持っているのが分かる。

 ただ、システムに高い負荷をかけ続けると、底面全体と左パームレスト部分がやや熱を帯びた。不快に感じるほどではなかったが、左右のパームレストで温度差があるのは少々違和感を覚えた。逆にファンノイズは気にならなかったが、底面から吸気(排気は左側面)するタイプなので設置する場所には気を配る必要がある。

左からPCMark05、3DMark06(1280×800ドット)、FFXI Bench 3のテスト結果だ。試作機でのスコアのため、実際の製品とは異なる可能性がある

 新VAIO type FことFZシリーズは、飽きがこないシンプルなデザインのコンパクトボディに動画編集や3Dゲームにも耐えられるパフォーマンスを備え、ドキュメント作成から動画編集・保存まで家庭内での用途にオールラウンドに対応できる。さらには高画質な液晶ディスプレイやHDMI端子を搭載し、DLNA対応と最新のデジタルホーム機能を取り込んだ意欲的な製品だ。

 とくにVGN-FZ70Bは、Blu-ray Discドライブの普及という大役を担ったモデルであり、HDMI経由で大画面TVと接続してBD-ROMプレーヤーとして使えるところも見逃せない。約25万円という価格設定も、長く使える良質なPCを安価に入手したいというホームユーザーのニーズにぴったりマッチするだろう。

「VAIO type F VGN-FZ70B」
「VAIO type F VGN-FZ50B」
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