高性能なグラフィックスカードが人気を得ているのと関係してか、高品質をうたう電源ユニットも注目されている。先週登場したコルセアの定格550ワット電源「VX550」は、1万3000円前後の価格ながら好調に売れているという。
ある店員さんは「いまは1万円以下で750ワット程度の電源まで買えますが、電源ユニットは完全に“安かろう悪かろう”の世界。ほかのパーツを犠牲にしたくないなら、多少高くても信頼性の高いメーカーを選ぶのが正しいですね。ようやくその考えが浸透してきたと感じています」と語った。
ただ、先週は例外的に“安かろう良かろう”の製品も登場している。abeeの「AS Power Silentist S-650EB-F」で、価格は1万4000円弱。在庫は潤沢だ。「限定1000台の生産らしいです」(フェイス パーツ館)という初回限定モデルで、パッケージには「価格還元 2007年謝恩特別パッケージ」と記載されている。
S-650EB-Fは、静音性の高い「AS Power Silentist」シリーズの定格650ワットモデル。内部コネクタが着脱式となっており、12ボルト出力が常に最大40アンペアとなっているのも特徴だ。同時に入荷した通常版「S-650EB」と仕様はまったく同じだが、パッケージが半分程度に小さくなっており、価格も2000円ほど安い。
ツートップ秋葉原本店は「多少高性能なグラフィックスカードを挿すなら、将来の増設も考えて650ワット電源を選ぶのがお勧めです。なかでもabee製品は品質が安定して高いので安心ですね。裏事情なしに2000円安く買える限定版は絶対買いですよ。abeeはたまにこういうことしてくれるから、うれしいですね」と、今年7月にリリースされた限定特価モデル「AS Power SD-500ELE」を思い出していた。
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