ゲイムマンが新生スペランカーを「FlexScan HD2452W」でマジプレイ!伝説が色鮮やかによみがえる(2/3 ページ)

» 2009年03月23日 10時00分 公開
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HD2452Wでプレイする「みんなでスペランカー」は地底の恐怖感満点!

 というわけで、みんなでスペランカーをHD2452Wに映してプレイしてみた。HD2452WにはHDMI端子が2系統あるので、PS3のほかにもう1台HDMIで接続することができる。さらにD4端子やS-Video/コンポジットビデオの入力まであるので、最新ゲーム機から旧世代のゲーム機まで1台にまとめてつないでおけるのがポイントだ。

 みんなでスペランカーのグラフィックスは、細部までしっかり描き込まれた1080p(1920×1080ドット)の解像度。HD2452Wは画面解像度が1920×1200ドット(WUXGA)、アスペクト比が16:10の液晶パネルを使っているのだが、上下に黒帯を入れてアスペクト比16:9の1920×1080ドットを正しい縦横比で表示できる。ちなみに16:10のパネルは縦方向の情報量が多いので、PCでのゲームやインターネットも使いやすく、いろいろなシーンで融通が利くのだ。

こんな風に画面の上下に少しだけ黒帯が入って、16:9で正しく表示される。HD2452Wの表示はやはり鮮明で、地底世界のジメジメした感じが伝わってくる。ハシゴを上るハイビジョンのスペランカー、すてきです(写真=左)。新作はゆうれいがデカイ! しかも倒すと分裂するゆうれいまでいる(写真=右)

 スペランカーが探索する洞窟は、地底らしさがより一層リアルに表現されている。緊張感と好奇心を増幅させる真っ暗な暗闇、ほのかに光る照明や炎の明かり、ゴツゴツした岩の質感、そこへ照らされるヘルメットのランプの光など、グラフィックスが3Dに生まれ変わっており、まさにPS3クオリティだ。

 とはいっても、スペランカーの舞台は洞窟の中ということで通常のゲームよりやや暗めの表示になる。それが地下迷宮という場所自体の持つ緊迫感を表現しているのだが、使っているディスプレイによっては見づらい場面があるかもしれない。

 そこで「FlexScan HD2452W」の登場である。HD2452Wはコントラストが高く黒の締まりがあるため、暗闇はより黒く表現でき、洞窟内の岩肌や敵キャラクター、光源の処理などの表示も見事で、スペランカーが体験しているであろう地底の世界の空気感や不安感が伝わってくるようだ。

 また、動画のボヤケ感を減らしてくれるオーバードライブ回路を搭載していることもあって、縦横に動くゲーム映像がしゃきっと表示される。スペランカーのように、ゲーム世界を真横から見た視点で背景が縦や横に動きまくるゲームでは、液晶の応答速度の遅れが気になることもあるが、HD2452Wでは快適にプレイできた。

 しかも、HD2452Wにはゲーム向けのカラーモードがあり、リモコンの「カラーモード」ボタンで手軽に「ゲーム」モードを選択できる。ゲームモードで画面を表示すれば、暗いシーンで黒くつぶれがちな影の部分が判別しやすくなるので、スペランカーにはうってつけだ。実際、ゲームモードで表示してみたところ、暗い背景に描かれたグラフィックスや岩肌の質感がくっきり表現されて、地底にいるような臨場感がより強調された。HD2452W、侮りがたし。

左がゲームモード、右がスタンダードモード。左のゲームモードでは暗い部分がより明るく強調され、プレイしやすくなる。スタンダードモードは、白から黒まで素直にグラデーションが表現できる標準的なカラーモードだ。そのほか、シネマ、ダイナミック、カスタムのカラーモードがある。余談だが、PS3でBlu-ray Discの映画を見るなら、シネマがしっとりとした表現でいい

 もう1つ、HD2452Wにはゲーマー必見の機能として、コントローラーを操作してから画面を表示するまでのタイムラグが減る「スルーモード」もある。これは、ディスプレイ内部の映像処理をいくつかスキップすることで、スルーモード非使用時よりも、タイムラグを最大2フレーム(約2/60秒)短縮できるというもの。スペランカーくらいの軽いアクションゲームではタイムラグの影響がほとんどないのでオフでいいが、ボタンを押すタイミングがシビアな3D格闘や音楽系のゲームでは特に役立つ機能だ。

 なお、みんなでスペランカーの音楽は初代「スペランカー」の曲をアレンジした懐かしいもの。タイトルに流れる曲は冒険映画のような壮大な雰囲気、メインBGMは軽快なアレンジとなっている。今回使ったHD2452WにはBOSE製のプレミアムなステレオスピーカー「M2(Bose Computer MusicMonitor)」が組み合わされていて、小さいながら豊かな音声が楽しめた。ナナオはHD2452WとM2をセット販売しているので、音にもこだわりたい人におすすめしたい。

 このように最新グラフィックスでよみがえったスペランカーだが、「ファミコン版の素朴なグラフィックスじゃないと、スペランカーっぽい雰囲気が出ないんだよなあ」なんていうオヤジ、いやいや古参ゲーマーの人もいることだろう。なんと、みんなでスペランカーには「クラシックモード」があり、これを選ぶとかつてのファミコン版と同じ2Dのドット絵グラフィックスに表示を変更できる。この辺り、開発陣はファン心理が分かっている感じだ。

 クラシックモードは一見、ディスプレイのクオリティにあまり影響されないように思えるけど、やっぱりいいディスプレイで遊んだほうが、ドットの縁が見やすくなって、当たり判定が分かりやすい。わたしもクラシックモードで遊んだほうが、すいすい先に進めたほどだ。ファミコン版スペランカーが発売された当時は、ボケボケのブラウン管テレビばかりだったので、HD2452Wでグラフィックスのエッジが鮮明に表示されるのは気持ちがいい。

クラシックモードでもHD2452Wなら大画面でプレイできる。画面のアスペクト比は昔の4:3ではなく、16:9になっている。昔のブラウン管とは比べ物にならないシャープで鮮やかな表示だ。転がってくる大岩から逃げろー(写真=左)。せっかくステージ1クリア目前なのに、カギが足りなくて扉が開かず……(写真=右)

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