ワールドワイドディスプレイは、より具体的な“コンシューマー向け”3D製品を展示していた。横に2分割した3D化用の2Dコンテンツを3D表示する機能とともに、既存の(2Dの)写真や動画も、auの3D液晶搭載携帯「H001」のように映像処理で“なんとなく”3D化する機能も備える、韓CompoBank製デジタルフォトフレームやUSBサブディスプレイを2009年秋ごろをめどに国内市場向けに発売するという。
展示されていた7型ワイドのUSBディスプレイ「UM-750」は、ハンファ・ジャパンが2008年12月に発売した「UM-710」に3D表示機能を追加したもののようだ。USBバスパワーで駆動し、800×480ドットの“3D表示対応”サブディスプレイとして使用できる。
このほか、レンズを2つ備えた3D動画デジカメの試作機も展示。このデジカメの3Dモードで撮影すると、横に2分割された写真(あるいは動画)として記録され、前述のSDメモリーカードスロット搭載フォトフレームなどで3D再生できるというものだ。3D動画デジカメの技術は、カメラメーカーや携帯端末メーカーとともに、アミューズメント店舗にある写真シール印刷機を展開するベンダーなどへも提案していきたいようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.