Windows Home Serverに接続したHDDはシームレスに自動管理され、容量も無駄なく利用できる仕組みになっている。このため、ユーザーは全体の空き領域を気にすればよいだけ──と、ほどほど簡単に管理できる。
ただ、複数のHDDを接続するとなると、それぞれのHDDがどの程度利用されているのか、その温度がどの程度なのかをきちんと管理しておきたい思う人も多いだろう。例えばSV120hは設置場所を選ばないコンパクトボディが特徴だが、やはり熱はPCの大敵。HDDの温度が把握できれば、その設置場所が適しているどうかの目安にもなる。
そこで導入したいのが「Disk Management」アドインだ。接続したそれぞれのHDDの使用状態をしっかり把握できるほか、内蔵したHDDは温度の確認も可能。二重化を利用した場合には二重化で利用した容量も確認できるようになる。Windows Home Serverは、複数のHDDを接続する場合もどれか一方にかたよらないようHDDを利用してくれるが、サーバとして膨大なデータをひとまとめに運用するなら、万一時の備えも必要である。
一般的に、共用ファイルなどを置いておくサーバなら、ユーザーが常にアクセスできることが求められる。SV120hはノートPCなみの優れた省電力性能が特徴で、そもそも「起動しっぱなし」でよいのだが、家庭内用途ならば明らかに誰も利用しない時間帯は電源を切りたいと思うこともある。ただ、寝る前に電源を切り、起きたら電源を入れるというようなアナログな使い方はもちろん面倒。電源を入れ忘れて外出しようものなら「何のために導入したのか」と嘆くことになる。
それなら、稼働時間をタイマーでコントロールできるアドイン「Lightout」を利用してみよう。Lightoutは、曜日ごとに起動時間と終了時間を設定できる機能があり、例えば平日の深夜のみ、あるいは日曜日は仕事をしないので非稼働にするといった使い方が可能だ。
ちなみにLightoutは自動バックアップ時間も監視できる。このため、Windows Home Server側で設定した自動バックアップ時間に非稼働になることはないので安心してほしい。また、クライアントPCがアクセス中である場合は勝手に非稼働状態に移行しないようにもなっている。
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