新規格では異例のペースで売れている「USB 3.0」対応機器古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2009年11月16日 11時17分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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初のSerial ATA 3.0対応HDD「Barracuda XT ST32000641AS」が登場!

ツートップ秋葉原本店に入荷した、USB3.0対応のギガバイトマザー

 USB 3.0に対応したマザーボードは、ギガバイトから5モデル、ASUSTeKから1モデル登場している。それぞれIntel P55 Expressチップセットを搭載したモデルで、ギガバイト製品は上位モデルから「GA-P55A-UD6」「GA-P55A-UD5」「GA-P55A-UD4」「GA-P55A-UD3R」「GA-P55A-UD3」となる。価格は順に3万2000円前後、3万円弱、2万4000円弱、2万円弱、1万8000円弱。在庫は潤沢だ。ASUSTeKの「P7P55D-E Premium」は3万6000円前後で、11月14日から出回っている。

 6モデルともUSB 3.0をサポートするほか、最大転送速度が6GbpsのSerial ATA 3.0に対応しているのが特徴だ。前ページで取り上げたとおり、USB 3.0関連アイテムは好調に売れているが、Serial ATA 3.0目当てでこれらのマザーボードを購入するユーザーも少なくないという。

 某ショップは「9月くらいからSerial ATA 3.0インタフェースカードが登場していますが、まもなく対応HDDが登場するというウワサが流れて注目度は高まっていますね。正直、速度を求めるならSSDが圧倒的ですし、従来のSerial ATA 2.0(フェーズ2)でも最大3Gbps出るのでデータ用ドライブとしては十分な気がします。まあ、それでも速いにこしたことはないということでしょう。USB 3.0ほどではないにしろ、対応HDDが増えていけば徐々に普及していくと思いますよ」と語る。

 その対応HDDもすでに1モデル登場している。3万円弱から3万4000円で販売されているシーゲイトの2Tバイトモデル「Barracuda XT ST32000641AS」だ。7200rpmの3.5インチドライブで、バッファ容量は64Mバイト。内部の転送速度は最大138Mバイト/秒となる。数日前から入荷を告知していたTSUKUMO eX.は「従来の2TバイトHDDが1万5000円前後で買えるようになっていますから、ほぼ2倍の価格でどれだけのお客さんが購入されるか不安ではありますね。初回は少数入荷なので、すぐに売り切れる可能性が高いですが、今後のラインアップの増加と低価格化のペースがカギかと思います」と話していた。

GA-P55A-UD6のパッケージ。USB 3.0とSerial ATA 3.0のアイコンを大きく表示している(写真=左)。TSUKUMO eX.の「Barracuda XT ST32000641AS」発売を伝えるPOP。取材の翌日に製品が入荷した(写真=右)

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