Core i7-3930Kの供給状況が上向いたことで、今後の盛り上がりが期待されているSandy Bridge-E関連だが、対応するIntel X79 Expressチップセット搭載マザーボード(X79マザー)にも個性的な新製品が多数登場している。
豪華さで注目されているのが、MSIのパーツセット「Big Bang-XPower II Limited Edition」だ。同社のオーバークロック(OC)向けX79マザー「Big Bang-XPower II」(3万5000円弱)に、Radeon HD 7970カード「R7970-2PMD3GD5」(6万5000円前後)と、人気FPS「バトルフィールド3」の英語版(7000円前後)を同梱しており、価格は9万円弱となる。PC DIY SHOP FreeTは「トータルで2万円近く安くなりますし、最強のゲームマシンを求める人に確実な需要があるかなと思います」と話していた。
単品のX79マザーなら、ASUSTeK Computerのmicro ATXマザー「Rampage IV GENE」に注目だ。ゲームやOC向けの機能を充実させたR.O.G.シリーズに属するモデルで、高品位電源回路を備えるほか、SLIとCrossFireXをサポートする3基のPCI Express x16スロット(うち2基はx16動作、1基はx8動作)や、DDR3-2400まで対応する4基のDDR3メモリスロットなどを搭載している。価格は3万円弱だ。
初回から順調に売れている様子で、ドスパラ パーツ館は「micro ATXサイズながらマルチGPU構成のマシンも組める実力派です」とプッシュする。別のショップも「メモリが4本挿せれば十分という人なら、割安で最新のRampageが買えるという意味でお買い得だと思いますね。電源回りも文句なしですし、実用レベルでの自由度を加味すると、下手なATXマザーよりも懐が広いかもしれません」と絶賛していた。
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