2月はアキバの街にも大きな動きがあった。10日、クレバリーが現行の3店舗を1つに統合し、3月からインターネット館を「クレバリー秋葉原店」としてリニューアルするというリリースを発表。そのスケジュールに従い、1号店は2月26日に、2号店は2月29日に閉店した。
閉店する月末に向けて、2号店は最大50%オフの在庫一掃売り尽くしセールを実施し、1号店も放出特価セールを連発。インターネット館でも、月末にジャンク品の詰め合わせセールを行うなど、積極的に特別なキャンペーンを打った。
今回の再編については、1号店と2号店の付近にすでに閉店した店舗がいくつもあることなどから、ブロック全体の再開発が関係しているとみる声が当初から多い。某ショップは「(昨年末に閉店した)カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店の跡地も、千代田区の管理物件になっていますし。アキバは土地の権利者が入り乱れているので、大きなビルを建てるときは、こういう複合的な閉店が起きやすいんです。今後も似た光景をみることになるのかもしれませんね」と話していた。
今回はショップの撤退ではなく再編なので、周囲からの悲観的なコメントは少なかった。それでも、「3店舗から1店舗になるなら、どうしても離れていくスタッフが出てきます。長年の顔見知りが街を離れるのはやっぱりつらいですよね」といった声はいくつか聞こえた。
新店舗「クレバリー秋葉原店」は、3月2日にプレオープン、3月3日に正式オープンする。
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