「未来のサービスを現実へ」――日本サムスン、テーブル型PC「SUR40」発表会日本でもついに発売(2/2 ページ)

» 2012年03月02日 00時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
前のページへ 1|2       

「未来型サービス」を実現できるツール

 製品説明を行った日本サムスン DMAチーム チーム長の宮田隆氏は「技術も面白いが、この製品で何ができるかを考えることが面白い製品だ」と述べた。利用用途としては、デジタルサイネージや、顧客対面をメインとした販売業務、ゲーム/娯楽施設での利用を想定しているという。

 用途が広いぶん、アプリの数がビジネスの「キモ」になるという。アプリベンダーはマイクロソフトからSurface 2.0のSDKを提供してもらい、SUR40のアプリケーションを自由に開発できる。マイクロソフトが開発のサポートを請け負うことで「導入したユーザーはもちろんだが、アプリベンダーにもちゃんと収益をもたらすビジネスモデルを構築したい」と強調した。

photophoto 製品説明を行った日本サムスン DMAチーム チーム長の宮田隆氏(写真=左)。アプリベンダーにもちゃんと収益をもたらすビジネスモデルを構築したいと宮田氏は述べた(写真=右)

 製品のデモは、セカンドファクトリー コーポレートマネージャーの有馬正人氏が行った。Surfaceの技術を使った旅行代理店向けのアプリケーションを披露し、顧客がSUR40を使って旅行の計画を立てるシーンを説明した。現地の写真をタッチパネルで動かしながら、楽しくスケジュールを組むという「スケジュールを組む際のユーザーエクスペリエンスの向上」を目指したという。

photophotophoto 製品のデモを行ったセカンドファクトリー コーポレートマネージャーの有馬正人氏(写真=左)。旅行代理店向けアプリのデモを行った。小さな五重塔のおもちゃをディスプレイに乗せると、京都の案内が写真とともに次々と出てくる(写真=中央)。おもちゃの裏にはタグがある(写真=右)

 有馬氏は「SUR40は、店頭販売や対面式のサービスにおいて、未来型のサービスを提供できるツールだ。用途によってはデジタルサイネージや、ゲーム機としても使えるだろう。これからは情熱やアイデア次第で未来型サービスを作れる時代になる」と語った。

photophoto SUR40はユーザーインタフェースにこだわっているという。人間の自然な動きを取り入れたNUI(ナチュラルユーザーインタフェース)を採用した(写真=左)。SUR40とスマートフォンで連携したサービスの一例(写真=右)。

 SUR40は、2012年3月6日から2012年3月9日まで東京ビッグサイトで行われる「リテールテックジャパン」のマイクロソフトブースで展示される。

SUR40のデモ
(表示されない場合はこちらから)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー