「改造前後じゃ全然違う」――“カラ割りIvy Bridge”が売り出される古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2012年06月11日 11時53分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

1万円前後で登場のファンレス「Radeon HD 7750」カードと「GeForce GT 640」カード

PowerColor「AX7750 1GBD5-NH」

 グラフィックスカードは、ミドルレンジクラスのうち、1万円前後で買える低価格帯の新製品が多かった。

 Radeon系で話題を集めたのは、PowerColorのHD 7750カード「AX7750 1GBD5-NH」だ。2段スロットを占有する大型クーラーを搭載したファンレスモデルで、価格は1万1000円弱となる。パソコンハウス東映は「春に登場したSapphireのファンレスHD 7750カードより5000円近く安い値で登場したので、かなりお買い得だと思います」とプッシュする。

 GeForce系では、新GPU「GeForce GT 640」を搭載したカードが複数のメーカーから一斉に売り出されている。価格は8000円強から1万4000円前後で、在庫は潤沢だ。GT 640は上位のGTX 680などと同じ28ナノメートルプロセスで製造されたGPUで、急世代のアーキテクチャを使った下位の「GT 630/GT 620/GT 610」とは違い、PCI Express 3.0をサポートしている。搭載カードの対応メモリはDDR3 1〜2Gバイトとなる。

 入荷したドスパラ パーツ館は「新アーキテクチャを使った最下位ということで、1万円前後のリーズナブルなグラフィックスカードを探している人にはアリかなと思います。惜しいのは対応メモリがDDR3というところですね。GDDR5対応だったら、ミドルレンジの制覇できそうなポテンシャルはあると思いますから。まあ、これからのラインアップにも期待です」と話していた。

ドスパラ パーツ館のGT 640カード価格表(写真=左)。MSI製のGT 640カード。左端が初回に登場したうちで全メーカー最高級品となる「N640GT Twin Frozr SE 2G OC」だ(写真=中央)。リードテックの「WF GT640 1GBD3/LP」(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月10日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  3. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  4. M4チップ登場! 初代iPad Proの10倍、前世代比でも最大4倍速くなったApple Silicon (2024年05月08日)
  5. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. iPad向け「Final Cut Pro 2」「Logic Pro 2」登場 ライブマルチカム対応「Final Cut Camera」アプリは無料公開 (2024年05月08日)
  9. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
  10. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー