> レビュー 2003年7月7日 09:32 PM 更新

パワーとスタミナを両立させたオールインワンノートPC
東芝 DynaBook V7/516LMDW(3/3)

製品写真
総合評価7
デザイン7
パフォーマンス8
機能6
拡張性7
付属ソフト6
コストパフォーマンス5
レイティングポリシー

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Centrinoテクノロジにより、手軽にワイヤレスネットワークを楽しめる

 516LMDWはインテルCentrinoテクノロジに対応しており、IEEE802.11b準拠の無線LAN機能を備えている。無線LANにはワイヤレスコミュニケーションスイッチが付いていて、電波を発信できない場所での電波発信を抑えられる。このほかBluetoothを搭載しており、近距離間の無線デバイスとの接続に対応する。内蔵モデムは世界58地域での使用が保証されており、海外出張の多いユーザーにはうれしい配慮といえるだろう。また、ネットワーク環境を切り替えるユーティリティ「Config Free」が付属しており、無線/有線などのネットワーク環境の切り替えも簡単だ。

 インタフェースは、USB2.0×4、パラレルポート、IEEE1394を装備している。4ポートあるUSB端子は縦に並んでいる。コンポジット端子を装備しているので家庭用テレビに接続して大画面で楽しめる。

 PCカードスロットはType II×2(またはType III×1)となっていて、カードの脱落を防ぐロック機構も付いている。この他にSDカードスロットもあり、デジタルカメラで撮影した画像やPDAとのデータ交換も容易だ。


本体左側面。PCカードスロット、SDカードスロット、IEEE1394コネクタなどが配置されている。PCカードスロットには脱落防止のカードロックが付いている


本体右側面。コンボドライブはスリムセレクトベイに収められ、ウェイトセーバやセカンドバッテリーに交換できる

 液晶ディスプレイは1024×768ピクセル表示に対応した15インチパネルを採用している。トレンドとなっているクリアパネルは使用していないが、輝度、コントラストともに良好で視野角も広い。ただし、製品の価格帯を考えると、もう少し解像度の高いディスプレイが欲しいところだ。

 キーボードはキーピッチ19ミリ、キーストローク2.7ミリで、打鍵感は柔らかいが、底着き感がなく打ちやすい。タッチパッドはスクロールボタンを装備している。ワンタッチ操作ボタンにはテレビ出力ボタンも用意されており、テレビ出力時に重宝する。


キーボードは、キーピッチ19ミリ、キーストローク2.7ミリで、底着き感がなく打ちやすい。タッチパッドにはスクロールボタンを装備する

 OSには、オフィスユースに適したWindows XP Professionalを採用している。付属のアプリケーションには、マイクロソフトの「Office XP Personal」のほか、路線検索、携帯電話連携、はがき作成といった実用系アプリケーションがプリインストールされている。

 516LMDWは、Centrinoモバイルテクノロジを採用した製品の中では高価な部類に入るが、パフォーマンスは十分で、バッテリー駆動時間も長い。Centrinoモバイルテクノロジのキャッチフレーズである「Unwire」というコンセプトにも高い水準で合致している。書斎やリビング、寝室など、家の中で持ち歩く頻度の高いユーザーには特にお勧めだ。

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[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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