TVチューナー、DVDマルチドライブ搭載のエンターテインメントPC。SoundVuディスプレイも標準装備――NEC VALUESTAR L VL700/7D(3/3)
VL700/7Dの拡張性とインタフェースについても触れておこう。 メモリスロットは2基あり、うち1基には256Mバイトのメモリが搭載されている。ドライバーなどの工具を使わなくても内部にアクセスできるようになっているため、初心者でも簡単にメモリの増設や交換ができるだろう。
本体の背面カバーを開けるためのスライドスイッチ PCIスロットは、ライザカードを利用して3基用意されている。ただし、ネットワークカード兼用のFAXモデムカードとTVキャプチャカードが搭載済みで、空きは1スロットしかない。筐体サイズが小さいこともあり、利用できるのはハーフサイズのPCIカードのみとなる。
3基あるPCIスロットのうち2基がすでに使用されている インタフェース類は、本体前面にUSB 2.0、IEEE 1394、光デジタルオーディオ(S/PDIF)出力、CardBus対応PCカード(Type I/II)スロット×2を搭載する。前面にはUSBポートが1基しかないが、ディスプレイの左側面に3基用意されているので、拡張性で特に困ることはないだろう。
液晶ディスプレイの左側面にはUSBポートが3基(ダウンストリーム)用意されている 本体背面には、オーディオ入/出力、マイク入力、IEEE 1394、パラレル、USB 2.0×2、PS/2×2(マウスおよびキーボード)、ディスプレイ出力、モデム、LAN、TVアンテナ入力(F型同軸)、ビデオ入力(Sビデオ/コンポジットビデオ)を搭載する。
本体背面のインタフェース類。ネットワーク関連と映像関連のポートはPCIカード上に装備する 付属のキーボードは、「Insert」キーや「Delete」キー、カーソルキーの列を省略した109配列の省スペースタイプだ。「Home」キーなどは、「Fn」キーとカーソルキーの同時打鍵で操作する。キータッチなどは、本体付属のキーボードとしては標準的なもの。キーボードにはオーディオ操作キーやソフトウェア起動用のワンタッチキーが搭載されている。
オーディオ操作キーやワンタッチキーを装備した109配列の省スペースキーボード 付属のマウスは、スクロール機能付きの3ボタン光学式マウスだ。横幅が細めのため、手の小さな女性や子供でも快適に扱えるだろう。
大手メーカー製のPCにはさまざまなソフトがバンドルされている。初めてPCを購入する人にとっては、ソフトを購入する費用や手間がかからないというメリットがあるが、実際に使おうとすると、たくさんのソフトの中から目的のものを探すのに苦労する人もいるだろう。 そんなユーザーのために、VL700/7Dにはやりたいことから目的のソフトを逆引きできる「ソフトナビゲーター」が用意されている。これを使えば、3ステップで目的のソフトが分かるのだ。例えば、『DVD-Rに映像を記録したい』のであれば、「映像」→「映像の編集」→「DVDを作る(DVD-R/RW)」というように目的のソフトにたどり着ける。
ソフトナビゲーターの画面。3ステップで目的のソフトまでたどり着ける VL700/7Dは、TVやDVDを視聴したり、録画した番組を編集してオリジナルDVDを作成したいエントリーユーザーに最適なモデルだ。より高速なCPUや高性能なグラフィック機能を求めるのであれば、上位機種の「VALUESTAR T」や「同C」を選択した方がいいだろう。 [赤枝輝昌, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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