> レビュー 2003年10月20日 04:11 PM 更新

最大9時間稼働のモバイル可能な低価格A4ノート――LaVie ME LE500/7D(2/3)


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 チップセットであるRADEON IGP 320Mには、RADEON VE相当のグラフィック機能が内蔵されており、LE500/7DではこのRADEON IGP 320M内蔵のグラフィック機能によって描画が行われる。ハードウェアT&L機能は搭載せず、3D描画能力はそれほど高くないものの、ビジネスアプリケーションの利用が中心であれば、その描画能力に不満を感じることはないだろう。

 ベンチマーク結果は以下に掲げるグラフの通りだ。実際に利用してみても、ビジネスアプリケーションはきびきびと動作し、処理に不満を感じることはほとんどなかった。さすがに3D描画の最新ゲームソフトは、なんとか動作するといった程度で、快適にプレイできるには程遠いものであったが、LE500/7Dがターゲットとするユーザー層を考えると、それほど気にするべき部分ではないだろう。




PCMark2002のベンチマークテスト結果


3DMark2001SEのベンチマークテスト結果


FINAL FANTASY XI Official BenchMark 2 Ver.1.0のベンチマークテスト結果

Web直販モデルではIEEE 802.11a/b/g対応無線LAN機能を内蔵

 LE500/7Dには、無線LAN機能は内蔵されていない。前モデルの上位機種では、IEEE 802.11a/b対応のデュアルバンド無線LAN機能が内蔵されていたため、この部分はスペックダウンのように感じるかもしれない。

 しかし、LaVie MEの121@storeでのWeb直販モデルとなる「LaVie G タイプME」では、IEEE 802.11a/b/g対応のトリプルバンド無線LAN機能を内蔵して購入できるようになっている(121@store価格は170,800円)。つまり、Web直販モデルでは無線LAN機能が強化できるのである。

 この点から言っても、LE500/7Dに無線LAN機能の搭載を選択できるオプションが用意されていないのはやはり残念だ。LE500/7Dは前モデルの下位モデルの後継機種であり、Web直販モデルが上位モデルの後継機種であると考えると納得できないことはないが、昨今の無線LAN機能の普及を考えると、LE500/7Dにもオプションという形でもよいので内蔵無線LAN機能を搭載できるようにしてもらいたかった。

[平澤寿康, ITmedia ]

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