この冬注目を集めたウィルコムの「W-ZERO3」。一時はオンラインストアのパンクを引き起こすほどの人気ぶりで(2005年12月12日の記事参照)、最近になってようやく入荷が安定してきたようだ(1月10日の記事参照)。
とはいえこのW-ZERO3、カメラがウリのマシンではないし、カメラのスペックも133万画素のCMOSとあまり高くはない。やはりここは、ほかの携帯電話とは違う視点でみなくてはと思う。
一番のポイントは、無線LAN環境下なら大きなファイルサイズの画像を平気で送れること。撮った写真をOutlookのメールで、気軽に送れる。もう1つはIEを搭載するWindows Mobileマシンであるため、IE上からファイルの送信ができること。撮った写真を自分のオンラインアルバムにその場で登録したり、ブログに貼り付けたり、mixiの日記に貼ったりできる。これはなかなか楽しい。3番目のポイントとして、3.7インチのVGAディスプレイが挙げられる。miniSDに写真をどんどん記録していつでも見せたいときに見せられるわけだ。
こう考えると、W-ZERO3が魅力的なカメラ端末候補であることが分かる。
まずはカメラ機能の起動方法を確認。側面にあるカメラ・シャッターボタンを押すとそのままカメラが起動する。スタートメニューから画像とビデオを選び、そこから「カメラ」を実行しても撮影モードになる。
このとき画面が縦位置か横位置かは重要。初期の画面が縦位置の状態で起動すると、撮影画面も縦位置で、記録画像も縦。キーボードを出したり、側面の縦横切替ボタンを押すと横位置になるのだが、この状態で起動すると撮影画面も横位置になる。撮影モード中に縦横の切り替えはできないので、初期状態に気をつける必要がある。
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