東芝dynabook C8――“白いヒツジ”の中身はオオカミになったか?(3/4)

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 HDDは、先代モデルから20Gバイト増量の60Gバイト。インタフェースがUltra ATA/66からUltra ATA/100になり、転送スピードもアップした。ドライブは固定式で、交換不可。

 これ以降は、前モデルのC7とほぼ同じスペックとなるが、一応参考にしてもらえればいいだろう。

キーボードや液晶ディスプレイなどは前モデルと同じ

 キーピッチはデスクトップクラスの19ミリで、キーストロークが1.7ミリと短めのキーボード設計。DynaBook G8や同V7などと同じキーピッチでゆったりとタイプできるが、ストロークはそれらより1ミリ短くやはり浅い感じがする。


ストロークの浅いキーボード(クリックすると拡大します)

 タイピング感やキーレイアウトは、各ユーザーの好みや慣れによるところも大きいが、個人的には前記したDynaBook G8やV7、IBMのThinkPadのタイプ感がお気に入りなので、G8やV7のようなストロークの深いキーボードを採用してほしかった。ただ、[Ctrl]キーが左下端に配置されるキーレイアウトはC8のいい点だと思う。

 ポインティングデバイスは、タッチパッドを採用。左と右ボタンの2ボタンタイプで、いわゆるセンターボタンはない。上下スクロール機能は、タッチパッドの右端に割り当てられている。なお、USB接続タイプの光学式マウスも標準で同梱。このマウスも白色で、PC本体とマッチする。

 ディスプレイは、12.1型XGA液晶(1024×768ピクセル/1677万色表示)で前モデルと同一のもの。液晶パネルは、ツルツルの「Clear SuperView」で、明るく鮮明な画像表示を実現してくれる。左右および上下の視野角は標準的。DVDもきれいに鑑賞できるが、半面、蛍光灯や電球などといった照明の映りこみがあると見づらくなってしまう。次期モデルでは、映りこみのさらなる軽減化を図ってほしい。

 サウンドについては、スピーカーをキーボード上部の左右2カ所に配する。最大音量でも、音が割れることはなく、安定した音を出力。消音切り替えは、[Fn](ファンクション)キーと[Esc]キーの組み合わせとなるが、ボリュームはダイヤル式。音量調整も[Fn]キーとの組み合わせや、1ボタンで行うマシンが多い中、今となってはC8のダイヤル式ボリュームにノスタルジーを感じた。

 通信機能は、IEEE802.11b準拠の無線LANのほか、Bluetooth、10BASE-T/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsモデムを備える。無線電波のオン/オフ切り替えスイッチを左側面に配置。さらに、[Fn]キー+[F8]キーで、IEEE802.11b無線LANとBluetoothの同時使用や、個別使用、全無線電波の無効化を設定できる。


ラッチ(留め金)は1個所。中央のボタンを押すことで、スムーズに開けられる

基本的なインタフェースは十分そろっている

 インタフェースは、CardBus対応PCカードスロット(TYPE II×2またはTYPE III×1)、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0×4、IEEE1394×1、マイク出力×1、ヘッドホン出力×1、ビデオ出力×1、RGB(ミニD-Sub15ピン)×1と一通りそろっている。インタフェースを覆うカバーの開閉機構は強度が高く、開閉時でも安心。


左側面:SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(TYPE II×2またはTYPE III×1)、無線電波切り替えスイッチ、マイク入力、ヘッドホン出力、音量ボリューム(クリックすると拡大します)

[高柳政弘, ITmedia ]

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