アウトドアで便利な縦型ボディ&片手撮影――防水デジカメ「サイバーショット U60」(2/3)
電池やメモリースティックの場所は、潜水艦のハッチのような密閉構造で防水されている ただし、フタが開いている状態でも電源が入ってデジカメとして使えてしまい、液晶画面へのアラート表示や警告音も出ない。メディアや電池交換後にしっかりフタが閉まっていないのに気づかず、そのまま水に入れてしまう可能性もあるので、この点は注意が必要だ。
フタが開いていてもデジカメとして使えてしまう。メディアや電池交換後は注意が必要 U60で特徴的なのは、その撮影スタイルだ。縦型ボディのU60は、片手(右手)で持って撮影する。この片手スタイルで自然に構えた時にちょうどいいアングルになるように、液晶ディスプレイは本体に対して斜めに装備されている。
縦型ボディで片手で撮影するスタイル。液晶ディスプレイは本体に対して斜めに装備されている 片手でのホールディングは手ブレが心配だが、液晶ディスプレイから下の本体部すべてがグリップになるため、思いのほかホールド感は確保されている。シャッターは右手人差し指で、電源や各種機能ボタンは右手親指でと、すべての操作が右手一本で行えるのは、なかなか便利だ。ただし筆者は左利きなので「これでサウスポーモデルもあったらいいのに」と、無理な注文をつけたくなる。
アウトドア派のデジカメに、家の中でシャワーを浴びせていてもレビューにはならない。ということで、海開き直前の三浦半島(葉山)にU60を連れて行った。
アウトドア派のU60には、やはり海がお似合い これまで、撮影をためらうような水辺のシーンで、気兼ねなく扱えるというのがU60の最大の魅力だ。特にこれからシーズンインする海辺での撮影には、塩分を含む海水や海岸の砂など故障の原因になる要素が多く、普通のデジカメはとても使えない。 撮影場所に選んだ海岸沿いの岩場は、小魚、カニ、貝など海の生き物が多く、U60のようなデジカメにはもってこいのシチュエーションだ。足場の悪い岩場の撮影では、デジカメを両手でホールディングすることが難しいので、このような撮影シーンでは片手で操作できるU60が大きく実力を発揮する。また、水中の小さな生物を撮影する時には、特徴的な縦型ホールディングの撮影スタイルが、非常に使いやすい。
水中の小さな生物を撮影する時に便利な、縦型ホールディングの撮影スタイル
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