> レビュー 2003年12月24日 02:54 PM 更新

Windows XP Media Center Editionがやってくる――第6回
ソーテック PC STATION PA7250MR(2/3)


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 セットアップは他の一般マシンとさほど変わらないが、キーボードにマウスコネクタが付いているので、本体と接続するケーブルは一本だけ減る。リビングで使うことを考えるとワイヤレスが望ましいが、ワイヤードPS2キーボードなので、本体とキーボードの距離は限定されてしまう。

 また、AM39は統合チップセットのVIA KM400を使っているため、マザーボードに15ピンコネクタが付いている。評価機では、RADEON 9200 SEはDVI-Iコネクタと併せて露出しているので、一見すると接続方法が分からず、アナログ入力のみのディスプレイを繋ぐときには間違えそうだった。ただし製品ではマザーボード側のコネクタはねじでふさがれているとのことだ。今回はDVI-Dケーブルでデジタル接続で接続した。例によってリモコンは他社と同じものだ。


下のAGPに出ているDVI-I端子を利用しないとRADEON 9200 SEは利用できない。AM39に配置されているアナログ15ピンコネクタにも「モニタ」の表示があるが、ソーテックによれば、製品ではこの部分はカバーがかかっているとのこと

 電源を入れるとフロントパネル縦いっぱいに電源ランプが光る。この色は変更できるのだが、設定項目はどこにあるのかとスタートメニューをざっと見たが、すぐには見つからなかった。また、オンラインマニュアルにも該当する項目がないようだ。

 調べてみると「ブライトフューチャー」という名称で、確かにこのソフトはスタートメニューにあったのだが、そこには設定項目がない。ちなみに設定はコントロールパネルにあり、コントロールパネルが初期状態でクラシック表示になっていたので判ったが、Windows標準のカテゴリ表示だとまず見つからない。このあたりは製品発売までに改良を望みたい項目だ。

 ビデオキャプチャボードのカタログスペックは「ハードウェアエンコード/ノイズリダクション付き」となっているが、ハードウェアのプロパティを見ると、キャプチャボードはAVerMediaの「DVR-PCI」とあった。AVerMediaはゴーストリデューサーつきの製品(M175-J)も提供しているが、ここではゴーストリデューサーのない「M155 NTSC-J」を使用している。ちなみに、AVerMediaのプレスリリースによれば、M155 NTSC-Jを含めて6製品をMCE2004向けに発表しているようだ。


奥から2番目に刺さっているのがAVerMediaのビデオキャプチャカード

 家のTVアンテナ事情はあまりよくないのだが、民放が利用しているような高い周波数のチャンネルはビートノイズが多く、あまりよい画質とは言えなかった。このあたりの表示はチューナーボードの能力によるものなので、必要に応じてビデオブースターを使う必要があるのだろう。なお、FMチューナー機能はついていない。

 CDとDVDへの保存には「SONIC PrimeTime」と「MyDVD」、そして「Drag'n Drop CD+DVD」が添付されている。「SONIC RecordNow!」を使っているメーカーもあるが、初心者のわかりやすさを考えるとDrag'n Drop CD+DVDの方がよいと思う。

[小林哲雄, ITmedia ]

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