編集に便利なツールとは?

 デバイスだけでかなり語ってしまったが(笑),いずれかの方法で撮影したデータをパソコンに取り込んだとしよう。次にしなければならないのは「編集」である。いや,そんなに難しいことをする必要はない。不要な部分を取り除いてつなぎ合わせるだけで十分なのだ。まずは細かいことは抜きにして,切り張りをすることを考えてみよう。となると,どんなアプリケーションがあるのか?

  • Windowsであればカメラにバンドルされているソフトや「Adobe Premiere」など
  • Macであれば「iMovie」「Adobe Premiere」など

 で十分である。要するに,ビデオ取り込みと切り張りができれば何でもよい。

 ポイントは……長さは長くても3分程度にとどめること。余程おもしろいコンテンツであっても,3分を超えるものをパソコンで見るのはツラいものなのだ。また,作る側としても,バリバリにエフェクトをかけたりすると,思わぬ待ち時間が発生したりする。編集はほどほどにしよう。

 私からのお勧めソフトは,

  • 「MovieShaker」(Windows)
  • 「QuickTime Player」(Windows/Mac)
 の2つである。

1. MovieShaker

ソニーの「MovieShaker」。現在の最新バージョンは3.0(Windows版のみ)。

 これはVAIOにもバンドルされているQuickTimeムービー編集ツールである。これのどこがいいか,というと,撮った画像を並べて「Shaker」ボタンを押すと,それだけで適当に並べかえて,カッコいいムービーを作ってくれるところである。

 変に悩むよりも,よっぽどカッコいいムービーを制作することができるというワケだ。

2. QuickTime Player

画面はQuickTime 4.0のもの

 QuickTime PlayerはQuickTimeの標準プレイヤーだが,実はアップルコンピュータに3600円支払うと,手持ちのQuickTimeが「QuickTime Pro」というバージョンにアップグレードされ,QuickTime Playerに編集機能が備わるのだ。

 多かれ少なかれ,ビデオ編集ソフトというものはビデオ編集機っぽいデザインで作られているので,素人にはなかなかとっつきにくいが,このQuickTime Playerは違う。shiftキーを押しながら再生用のバーをドラッグして選択して切り取ったり,張り付けたり,オーディオのトラックを外して,ほかのオーディオをくっつけたり,といったことが簡単にできるのだ。切り張りだけならこれで十分である。

ストリーミングのためには圧縮が必要

 編集しただけでは,まだストリーミングできる状態にはならない。編集したものを圧縮してストリーミングできるフォーマットに変換しなければならない。そこで圧縮ツールが必要になるわけだが,たいていの編集ソフトには圧縮機能がついている。なので,あまり細かい点について気にしなくてもいいのだが,例えばQuickTimeムービーをRealの形式に変換するためには,それなりのツールが必要になる。オススメは「Cleaner 5」だが,そこまで凝らなくてもいい人は「Cleaner EZ」(Premiereなどにバンドル)で十分である。これらを活用すれば,QuickTime,AVIなどのファイルを,あらゆるストリーミング用データに変換することができる。とりあえずはプリセットされたパラメータを使い,サクっとエンコードしてみよう。

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