メディアッティ，CATV網で商用VoDを展開へ

トーメンメディアコムが米nCUBEと提携し，CATV網を使ったVoDサービスを展開する。約3MbpsのMPEG-2動画をオンデマンド配信。

【国内記事】

2001年10月23日更新

　トーメンメディアコム（通称メディアッティ）は10月23日，米nCUBEとの提携により，国内初の大規模ビデオ・オン・デマンド（VoD）サービスを展開すると発表した。先に発表した双方向デジタルCATVと同期する形で，来春にも試験運用を開始。その後，メディアッティ傘下のCATV局にサービスを広げる予定だ。

　nCUBEが提供するのは，VoDの管理プラットフォーム「nABLE」および配信サーバの「n4」。およそ3MbpsのMPEG-2動画を送り出し，ユーザー宅に置かれたセットトップボックス「Explorer 8000J」（Scientific-Atlanta製）でデコードする形だ。画質は「VHS以上」（メディアッティ）。また，nCUBEはサービスに加えるハリウッド映画のコンテンツ獲得を支援するという。

　試験サービスは，シティ・ケーブル・ネット（埼玉県所沢市）の2500世帯を対象に，2002年春から行われる。期間は約半年。その後，同社が出資している系列CATV局に順次導入していく予定だ。

拡張の容易さが特徴のn4

関連記事
メディアッティ，本格的な双方向CATVサービスを試験運用
トーメンメディアコム，一足早い双方向CATVを計画
Big Pipe：VoDにみる米国映画業界の勢力図

関連リンク
メディアッティ
nCUBE

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

---