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2003/04/10 21:14:00 更新 |
特集:生活に役立つネットワーク
あなたもブロードバンドで「お見合い」してみますか? (2/2)
コスモスプリマリエはほかにも、携帯電話で同様のサービスを提供している。また、支部に設けたIPテレビ電話端末で、遠隔地の2人をお見合いさせるサービスも用意している。
相手の画像を確認できる。動画は視聴できないが、今後はFOMAなどで対応サービスを検討するという
ビットレートはISDNの64Kbps。ADSLなどには対応していないが、これも今後の検討対象だ
同社の会員は、現在全国で2万人。オンラインサービスとはいえ、年齢層や職業は従来のサービス利用者と同様で、特に「IT業界の人間」に偏っていることはないという。
もっとも、利用時間を見ると、夜に大きくシフトしている。アクセスのピークとなるのは、夜22時頃から深夜まで。深夜2時、3時の利用も珍しくないようだ。
コスモスプリマリエの取締役、熊川民夫氏はメインとなるユーザーは「仕事に真面目に取り組んでいる人間」と分析する。
「5時に仕事を終えて、アフターファイブを楽しむような人たちは、出会いも多くあるだろう。しかし、会社が求める路線に乗って、夜遅くまで会社に残って頑張っているような人間は、なかなか異性と出会うことが難しい」。
コスモスプリマリエの熊川氏
同サービスでは入会申し込み後、約1カ月の審査期間がおかれるため、登録会員はみな信用がおけるという。独自の経路を利用したカード審査などを行っているため、過去に金銭トラブルがあったような人間は存在しない。
熊川氏は、このサービスで実際に会うところまでいった会員は、つきあう可能性も高いと話す。
「会員はオンラインで、一度お見合いをしてしまっている。実際に会う際は“2度目”で、もう交際がスタートしたようなもの。あとはフィーリングが合うかどうかだろう」。
もちろん、こうしたIT技術の裏で、MCたちのサポートなどアナログ的な要素も重要視している。同社はMCにカウンセリングの教育などを施し、会員と信頼関係を築けるよう努めているという。
お見合いイベントで大興奮? |
コスモスプリマリエではオンライン事業のほかに、特定の地域に男女を集めて“お見合いイベント”を行っている。「たとえば浜松での運動会では、300−400人を集めた」(熊川氏)。季節に応じて、クリスマスパーティやお花見なども行われているという。 会場では、「誰が誰に交際希望を表明した」という情報が、随時スクリーンに映し出される。こうなると、特定の会員に人気が集中することもあるし、逆に誰からも交際を希望されない会員というのも、もちろん出てくる。そして、それが周囲にはっきり分かる。 「(人気が集まらない会員には)少し酷かもしれません。しかし、現実は現実として見てもらう。そうしないと、本人だって変われないでしょう?」(同)。こうした活動の効果もあってか、コスモスプリマリエは、本社がある名古屋地区だけで、3月に22組のカップルをゴールインさせている。 |
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[杉浦正武,ITmedia]