1999年7月9日 コーエーが次世代PS用SLG発表 「シブサワ・コウ」が公の場に！ 　コーエーは7月9日，六本木ヴェルファーレにおいて，次世代プレイステーション用SLG「決戦」を2000年に発売すると発表した。 　関ヶ原の合戦など史実の戦国時代をベースに，次世代PSのハイスペックを生かした，「リアルタイム合戦エンタテイメント」ソフトとなりそう。 　挨拶に立ったコーエーの代表取締役社長・，襟川恵子氏は，「欧米各国が得意分野で発展を続けている中，日本は何をウリにしていけばいいか？　と考えなければならない。ソニーが家庭に普及させようとしているスーパーコンピュータ（次世代PS）を，うまく利用していけるコンテンツを提供していく必要がある」と話した。 　襟川社長によれば，コーエーはプレイステーション用タイトルを現在「3.5本開発している」という。0.5本分は海外メーカーとの協力によるものだ。 　今回発表された「決戦」だが，50頭の馬を配した騎馬隊がインタラクティブに，突撃・整列を繰り返すデモが開発用実機で行われた。ポリゴンで描かれた馬や武将たちがそれぞれ独自の動きをしながら，まとまって行動し，60フレーム／秒の表示で広大な戦場を駆け巡っていた。アングルも俯瞰などではまるで戦国時代の映画を見ているよう。 INFORMATION コーエー URL: www.koei.co.jp 　　プレイステーションで同じような動きをさせると，3〜4頭の騎馬しかできないというが，製品版では200〜300頭以上の馬が戦場を疾駆することになるという。6万ポリゴンで描かれた徳川家康も見ることができたぞ。 　BGMはNHKの大河ドラマ「秀吉」などを手掛けた小六禮次郎氏が担当するというから，期待は高まる。 　そして，この発表会で，「信長の野望」「三國志」など，同社の人気SLGを20年にわたって手掛けていながら，公の場には一切登場しなかったシブサワ・コウ氏が，「決戦」のプロデューサーとして，初めてわれわれの目の前で挨拶を行った。その驚くべき正体は……。発表会の詳細とともに続報を待て！ 関連記事：「エージェント技術」の採用により,リアルさ満点の次世代PS用「決戦」 関連記事：ついに現れたコーエーの謎の人物「シブサワ・コウ」の正体は？ [原 毅彦，SOFTBANK GAMES] (C)KOEI Co.,Ltd
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