動画(音楽・画像)の転送に特別なソフトは必要ない。PCとUSBで接続するとリムーバブルHDDとして認識されるので、ドラッグ&ドロップで任意の場所に転送すればよい。試用機には「Video_sample」「Audio_sample」「Photo_sample」「Text_sample」といったフォルダがあらかじめ用意されていたが、どのフォルダにファイルを転送しても問題ない。分かりやすいように「TV」や「MUSIC」など自分でフォルダを作成、転送するといいかもしれない。
ファイルを転送した状態で「Video Player」を起動すると、「ファイルのレジューム再生」、「ファイルの頭から再生」、「新しいファイルの選択」という項目が現れる。転送直後ならば「新しいファイルの選択」から再生したいファイルを選ぶと自動的に再生が始まる。
「新しいファイルの選択」を選ぶと「Video File Manager」に切り替わるが、ここには再生可能なファイルのみが表示される。試しに対応していない.wmvや.ramも転送してみたが、Video File Managerの画面にそれらのファイルは表示されなかった。
動画の再生自体は非常にスムーズ。MPEG-1/2/4(DivX)およびXviDファイルをいくつか転送して視聴してみたが、コマ落ちなどもなく快適に視聴できた。視聴時に画面をタップ、もしくはTabキーおよびEnterキーを押せば、画面上部にシークバーとコントロールパネルが現れ、再生/停止や早送り/早戻し、音量調節などが行える。
解像度720×480ピクセル、ビットレート8Mbpsまでの動画ファイルの再生に対応するが、手持ちのMPEG-2ファイル(解像度720×480ピクセル、ビットレート4.3Mbps)を転送してみたところ、Windows上からは転送が確認できたものの、File ManagerとVideo File Managerからは認識されなかった。
確認してみたところ、「HDDはFAT32でフォーマットされており、ファイルは4Gバイトまでコピーなどが行えるが、Video Player側の仕様で視聴可能なサイズの上限が2Gバイトまでになっている」とこと。PCでTV番組を録画する際、HDDに余裕があると「とりあえず最高画質」としてしまいがちだが、本製品で視聴することを考えているならば、ファイル形式やビットレートをあらかじめ調整しておいた方が良さそうだ。
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