2006年秋冬モデルで、実に8割の端末が採用することになった「microSD」。今後、主流はminiSDからmicroSDへ変わっていくだろう。では新たに携帯を購入したユーザーは、何を買えばいいのか、そのポイントを解説していこう。
2006年夏モデルで目立つのが、メモリカードに「microSD」を採用した端末だ。microSDとはどんなもので、miniSDとはどう違うのか、簡単にまとめてみた。
世界最小をうたうリムーバブルストレージカード「microSD」がSDAに承認された。SanDiskは13日に512MバイトのmicroSDカードを発表しており、2005年末までには1Gバイト版をリリースする予定。
「価格を下げることによって、メモリカードはより幅広い分野で大量に使われる。2009年頃には1Gバイト=10ドルを実現することも不可能ではないはずだ」。米SanDisk社長兼CEO エリ・ハラリ氏はメモリカードのコモディティ化を狙う。
織本知之氏は、動物写真を得意とするフリーカメラマンだ。といっても平山氏のようなペットではなく、自然の動物である。平凡社アニマ賞を受賞した猿の写真のほか、野鳥や水生動物など日本各地の生き物をライフワークとして撮り続けている。氏のワイルドな風貌からは大きくて重い機材一式を連想しがちだが、実は小さくて軽いカメラを愛用している。現在のメインカメラはオリンパス「E-500」だ。
「昨年たまたまE-500を試用する機会があり、すぐに気に入ってそれまでのキヤノン一式から乗り換えました。山の中を長時間歩き続けることが多いので、カメラやレンズはできるだけコンパクトにまとめたいのです」(織本氏)
使用頻度の高いレンズはシグマの望遠ズーム「APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM」だ。フォーサーズマウントでは100〜1000ミリ相当の画角となり、重量は1840グラム。ボディと合わせると2キロ以上あるが、ほかのシステムで1000ミリの画角を得ようとすればさらに数倍以上の重量になる。アウトドアで気軽に持ち運べる超望遠ズームとしては、現状ではこの組み合わせがベストだという。
ほかによく持参するレンズは、オリンパスの標準ズーム「14-54mm F2.8-3.5」と魚眼レンズ「ED 8mm F3.5 Fisheye」。魚眼は多用すると飽きられるが、ここぞという時に華のある絵を撮れる点が気に入っているという。さらにサブボディの「E-300」、人物取材用の小型ストロボ2台と傘、スタンド、メモリカード4枚、懐中電灯、アーミーナイフ、靴下などが常にカメラバッグに入っている。靴下は、突然の遠方撮影の依頼でもすぐに対応できるようにするためだ。
織本氏の作品は、主に雑誌媒体で発表している。A4サイズまでの掲載が主体なので、E-500の800万画素で不都合はなく、RAWではなく90%以上はJPEGオンリーで撮るという。「今日撮影して、また翌朝から撮影。そんな毎日ですから、じっくりRAW現像する時間はありません。それよりも家で家族と過ごす時間を大切にしたいですね。現場でホワイトバランスをきっちりマニュアル設定すれば、JPEGで狙い通りの色を得られます」(織本氏)
そもそも織本氏がカメラマンになったきっかけがユニークだ。「カメラが好きでカメラマンになったのではありません。昔から山歩きが好きだったのですが、手ぶらで山に行くと不審な人だと誤解されることがあります。カメラさえ持っていれば、それっぽく見えるでしょう」(織本氏)。写真にはこだわるが、カメラ自体には特に大きなこだわりはないという。
とはいっても趣味の写真ではなく、プロの商売として撮影だ。仕事ならではのシビアさも当然あるだろう。撮影の際に気を付けていることを聞いてみた。「以前使っていたカメラとカードで、画像が読み出せないエラーがありました。以来メモリカードの管理には十分に気を付け、信用できるブランドのカード以外は使わないようにしています。今は、これまで一度もトラブルがなかったサンディスク製のカードで統一しています。これだけは機材に関する私のこだわりです」(織本氏)
「その上で、仕事で重要人物を撮る時や、2度と繰り返されない大切なシーンの撮影では、撮った後にすぐにカードを抜き、そのカードはその日は使いません。ですから大容量のカードを1枚持つよりも、1Gバイト程度のカードを数枚揃えるようにしています」(織本氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:サンディスク株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日