高機能がウリの12メガコンパクト――カシオ「EXILIM ZOOM EX-Z1200」：レビュー（4/6 ページ）

[小山安博，ITmedia]

後処理も多彩な再生機能

　再生は、上部の再生ボタンを押す。設定しておけば、電源オフの状態からも再生ボタン長押しをすれば再生モードで起動できる。

　みんなで閲覧する場合は液晶表示をダイナミックや鮮やかにしておくと、見栄えがいいだろう。液晶は大型／高解像度なので12コマのサムネイルも見やすい。カレンダー表示にも対応する。

サムネイル表示とカレンダー表示

　再生時の機能が豊富な点も特徴で、撮影後にホワイトバランスやダイナミックレンジの調整ができる点は興味深い。通常、ホワイトバランスを撮影後に調整するためには、RAWで撮影してPCで処理するものだが、カメラ内で調整できることで、より手軽にホワイトバランスの修正ができる。

撮影後にダイナミックレンジとホワイトバランスの変更ができる

　ほかにも、画像の角度を補正したり、明るさを調整したり、動画であれば1コマを選んで印刷したりと、さまざまな機能を備えており、PCを使わずに多彩な編集が行える。

撮影可能枚数はCIPA規格で約340コマと優秀。2〜3泊の旅行だったら、ACアダプターとクレードルを持ち歩くよりは、バッテリーをもう1つ持ち歩いた方がいいだろう

　EX-Z1200は、有効画素数1210万画素という高画素ばかりに目がいくが、撮影を便利にする多彩な機能が満載。気軽に撮影してもしっかりと撮れる高機能がうれしいカメラだ。