発売された「J-SH08」を写真でチェック(2/2)

【国内記事】 2002年2月1日更新

前のページ

デジタル4倍ズームを備えたモバイルカメラ

 モバイルカメラは従来の11万画素から31万画素に進化した。31万画素といえば,VGA(640×480ピクセル)サイズの画像が撮影可能だが,外部ストレージを持たず,メールで巨大画像を送信することもできないJ-SH08では,120×160ピクセルが最高サイズだ。

 ただし,デジタル4倍ズームが可能になったことで,使い勝手はかなり増した。

 また,サイドキーはモバイルカメラでもさまざまな利用が可能。本体を開いたときに,サイドキーを長押しするとカメラが起動。また,シャッターとしてサイドキーを利用できる。


蛍光灯下の室内で撮影した。左上がデジタルズームなしの「ワイド」。右上が2倍,左下が4倍。かなり応用の幅が広がっている。なお,120×128ピクセルと120×160ピクセルの二通りのサイズが選べる

日本語変換も強化

 内蔵のソフトウェアは,J-SH07から大きな変更はないが,日本語変換機能の強化は注目点。特に「学習一文字変換機能」は強力だ。いったん「写メール」と入力して変換すると,次回からは「し」と入力して変換するだけで「写メール」が候補に登場する。

 この学習一文字変換機能は,最大350文字まで自動的に学習する。学習結果はユーザー辞書とメモリを共有しており,メモリがいっぱいになり次第,古いものから順に削除される。誤変換も自動的に学習され,学習一文字変換機能の辞書を編集することはできないのは残念だ。


「し」と入力して変換すると,画面右のようにこれまで変換した「渋谷」「新宿」「写メール」「信濃」が候補として表示される。ただし「しゃ」と入力しても(画面右),「写メール」は表示されない。学習一文字変換機能は,あくまで1文字の時のみ働く

ライブラリも増量,ディスプレイも進化

 目立たぬところでは,データ保存用のライブラリの容量も従来の650Kバイトから1Mバイトに増量された。ただしJava専用の領域も,従来の250Kバイトから600Kバイトに増えており,グラフィックやサウンド用は相変わらず400Kバイトのままだ。

 Java機能に関しては,若干速度が向上したような印象もあったが,基本的に変更はない。

 ディスプレイは,同じTFT液晶ながら,明るさが向上している。またJPEG画像を表示する際にはソフト処理により1600万色相当を実現するという。そのせいか,J-SH07のディスプレイ脇にあった「65000 COLORS」という表記がなくなっている。


「J-SH07」(右)と比べると,明るさが増していることが分かる。ただし,開口率をアップすることで明るくしているようで,反射率は落ちている。つまり,バックライトが消えたときは,J-SH07に比べて視認性が落ちる


「J-SH07」(右)と比べて,発色は良くなった

関連記事
▼ 「J-SH51」か「J-SH08」か? それが問題
▼ J-フォン,カラー背面液晶搭載の「J-SH08」,TFT液晶の「J-NM02」発表
▼ 写真で見るJ-フォン「J-SH07」──Java+3D+TFT液晶+カメラ付き

前のページ | 2/2 | 最初のページ

[斎藤健二,ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!