発売された「J-SH08」を写真でチェック(2/2)
デジタル4倍ズームを備えたモバイルカメラモバイルカメラは従来の11万画素から31万画素に進化した。31万画素といえば,VGA(640×480ピクセル)サイズの画像が撮影可能だが,外部ストレージを持たず,メールで巨大画像を送信することもできないJ-SH08では,120×160ピクセルが最高サイズだ。 ただし,デジタル4倍ズームが可能になったことで,使い勝手はかなり増した。 また,サイドキーはモバイルカメラでもさまざまな利用が可能。本体を開いたときに,サイドキーを長押しするとカメラが起動。また,シャッターとしてサイドキーを利用できる。
蛍光灯下の室内で撮影した。左上がデジタルズームなしの「ワイド」。右上が2倍,左下が4倍。かなり応用の幅が広がっている。なお,120×128ピクセルと120×160ピクセルの二通りのサイズが選べる
日本語変換も強化内蔵のソフトウェアは,J-SH07から大きな変更はないが,日本語変換機能の強化は注目点。特に「学習一文字変換機能」は強力だ。いったん「写メール」と入力して変換すると,次回からは「し」と入力して変換するだけで「写メール」が候補に登場する。 この学習一文字変換機能は,最大350文字まで自動的に学習する。学習結果はユーザー辞書とメモリを共有しており,メモリがいっぱいになり次第,古いものから順に削除される。誤変換も自動的に学習され,学習一文字変換機能の辞書を編集することはできないのは残念だ。
ライブラリも増量,ディスプレイも進化目立たぬところでは,データ保存用のライブラリの容量も従来の650Kバイトから1Mバイトに増量された。ただしJava専用の領域も,従来の250Kバイトから600Kバイトに増えており,グラフィックやサウンド用は相変わらず400Kバイトのままだ。 Java機能に関しては,若干速度が向上したような印象もあったが,基本的に変更はない。 ディスプレイは,同じTFT液晶ながら,明るさが向上している。またJPEG画像を表示する際にはソフト処理により1600万色相当を実現するという。そのせいか,J-SH07のディスプレイ脇にあった「65000 COLORS」という表記がなくなっている。
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