写真で見るコンシューマー向けカラーPalmデバイス「m130」

【国内記事】

2002年4月23日更新

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従来の非ハイレゾモデルと液晶表示を比較

　m130とm505は，同じカラー機でも搭載されている液晶が異なるため画面表示にも違いが出ている。m130はパームの初代カラーモデル「IIIc」に近い，明るく派手な印象だ。初期状態ではかなり明るめに設定されているので，アプリケーションによっては色が飛んで見えにくいこともある。その場合，Graffityエリアに用意された，「明るさ調節アイコン」から調整を行える。

　また，m130のバックライトは，電源ボタンの長押しで一段階暗くすることができる。

m105とm130とm505を比較。m505で白く見える部分がm130では全般的に青みががった白で表示される

　またm130は，画面やメニューの切り替え時に若干残像が残るような見え方になる。

ゲーム画面の比較。m130のほうがポップな印象を受ける

画像閲覧ソフト「PhotoSuite」で6万5536色，ファイルサイズ「中」で変換した画像を表示させて比較（蛍光灯下の室内）

同じ画面を室内の暗い場所で見たところ

m130の画面を屋外で見る。透過型STN液晶の場合，屋外での視認性は悪い

m505の画面を屋外で見る。こちらは反射型TFT液晶のため，屋外での視認性に優れる

流用可能な周辺機器は

　m500シリーズからシリアル部がユニバーサルコネクタに一新され，モデムやキーボードなどは共通仕様の製品が流用できるようになっている。パーム純正のキーボードやモデム，HotSyncケーブルなどは「m500シリーズ用のものを流用できる」（パーム広報）

　シリアル接続の機器で，編集部で流用できないことを確認したのは，アイ・オー・データ機器の「SnapConnect 500（1万8800円）」。「ボディの形状が異なるため，m130は利用対象外。m130用スナップコネクトの開発は未定」（アイ・オー・データ機器）

　ハギワラシスコムのCFカード型データ通信カードアダプタ「コミュニケーションアダプタ（市場価格1万2000円前後）」は，同社がm130での動作確認を行っており「問題なく使えるので，m130対応製品として販売する」（ハギワラシスコム広報）。

機能を使いこなすために必要な追加投資は

　m130は，現行のカラーPalmデバイスとしては比較的安価に入手できる。ユニバーサルコネクタや赤外線ポート，Bluetoothカードを利用したインターネットアクセス，フェースプレートによるボディカラーのカスタマイズも可能だ。

　CFカード型データ通信カードを利用したインターネットアクセスはハギワラシスコムの「コミュニケーションアダプタ」で行える。市場価格は1万2000円前後。

　赤外線ポートを利用したインターネットアクセスは加賀電子の「iTAX-irDA」で実現できる。速度が遅く，PalmデバイスとiTAX-irDAの赤外線ポートの位置を向かい合わせにしなければならないなどというデメリットもあるが，比較的安く購入でき，メールなどのテキストベースのデータの送受信だけ行うというユーザーなら十分な場合もある。

　Bluetooth内蔵携帯電話とのワイヤレスインターネットアクセスや，Bluetooth機能を備えたPCとのワイヤレスHotSyncを実現するのが「Palm Bluetoothカード」（2月20日の記事参照）。市場予想価格は1万9800円。

　音声端末タイプの携帯電話でのインターネットアクセスはサン電子の「PocheTail」（1万2800円）とオプションケーブル「R1-M5」（3000円）で行える。

　メモリを拡張するためのSDカードは店舗や時期，ブランドによって価格が異なるが，都内量販店の価格は32Mバイトが3580円，64Mバイトが5980円，128Mバイトが1万2300万円（ハギワラシスコム製）となっていた。Palmデバイス内のデータをバックアップする専用カード「Palmバックアップカード」も，市場価格4900円で発売されている。

　ボディをカスタマイズするためのフェースプレートは，既に発売されているm100シリーズ用の製品を利用できる。19色が用意され，価格は1300円と1980円の2種類が用意される。

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[後藤祥子，ITmedia]

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